抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では転がり軸受単体のラジアル方向回転精度測定法について,JIS測定法の問題点と実証および新たに開発した測定装置について紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)概要:転がり軸受の回転精度への要求経緯,ハードディスクドライブ(HDD)のスピンドルモータ用小型玉軸受のラジアル振れの回転非同期成分(NRRO)低減要求,工作機械主軸の要求回転精度など,2)転がり軸受ラジアル振れの分類:転がり軸受の回転精度分類(回転同期振れ,回転非同期振れ),軸心軌跡の重ね書き(リサージュ図形),3)JISの測定法と問題点:JISに規定されている方法(JIS B 1512-2に記述されている内輪回転振れの測定方法(優先する方法とその他の方法)とその問題点),JIS測定方法の具体的検証(優先する方法に基づく測定装置,測定用重り(低慣性重り,高慣性重り),内輪回転振れに及ぼす回転速度の影響および重りの慣性モーメントの影響),4)新しい軸受単体のNRRO測定装置:開発した重りの慣性モーメントの影響を受けない転がり軸受単体のNRRO測定装置の概略と機能および特徴など。