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J-GLOBAL ID:201002285156348489   整理番号:10A0488393

ミミズEisenia fetidaにおけるCdとZnの摂取経路および毒性

Uptake pathways and toxicity of Cd and Zn in the earthworm Eisenia fetida
著者 (8件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 1045-1050  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ミミズEisenia fetidaによるCdとZnの摂取について,種々のCa濃度で,異なる代謝阻害剤に前もって暴露して,48時間以上模擬土壌溶液中で調査した。溶液中のCaの存在はCd摂取に複雑な作用を示した。0.1μMの低濃度のCdでは,Ca(0.1~1mM)はわずかではあるが有意にCdの摂取を促進した。一方,高レベルのCd(10μM)ではCdの摂取を阻害した。Caチャネル遮断剤(ランタン)へ前もって暴露した場合には,比較的広範囲のCd濃度でCdの摂取を阻害したが,Znの摂取は阻害しなかった。このことは,Znの摂取がCaチャネルに関係の無いことを示唆する。スルフヒドリルグループに特異的に結合するN-エチルマレイミドは0.1および10μMでZnの摂取を阻害した。このことはZnの移送がタンパク質または他のSH基を含む化合物によって仲介されることを意味する。本研究は,CdとZnの両金属が類似の地球化学的および環境的性能を有するにもかかわらず,ミミズによるCdとZnの摂取のメカニズムが生理学的に異なるという証拠を示す。亜致死濃度(1.0μM)のCdに24時間前暴露した後には,E.fetidaに対するZnの毒性は低下し,48時間後のLC50値(95%信頼限界)は145(105~201)から316(212~470)μMZnになった。しかし,Zn(1.0μM)への前暴露はCdの毒性に影響を与えなかった。Cdへの前暴露は,最も良い毒性の指標であると信じられているフラクションB(顆粒と細胞膜に関与)に関係するZnのフラクションの減少およびフラクションG(ゾル性細胞質に関与)に関係するフラクションの増加を伴う,細胞レベル以下のZnの分布を有意に変化させた。このことは低レベルのCdの前暴露後に観察されたE.fetidaのZn耐性を最もよく説明している。これらの結果は,ミミズにおけるZnとCdの摂取メカニズムおよびその相互作用を理解する助けとなる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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土壌生物  ,  カドミウムとその化合物  ,  微生物に対する影響 
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