抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2008年11月から,近畿地方中北部におけるひずみ集中帯において,稠密多点臨時地震観測を行っている。本稿では,この稠密多点観測における技術的な側面を報告する。45点の臨時観測点を5年間の長期に渡って維持し,かつデータ処理を行うためには,従来技術だけでは,人的・時間的な制約上困難があった。また,45点の観測網の維持管理や,約2TB/年の大量のデータを扱うことによって生じることが懸念される人的ミスをいかに軽減するかなどの問題もあった。この観測では,京都大学防災研究所付属地震予知研究センターと株式会社近計システムの共同で開発した次世代型地震観測システム及びデータ処理装置を使用した。次世代型地震観測システムの設置,メンテナンスから,データ処理装置を利用して,回収してきた大量のデータを短期間で処理するシステムの構築,さらに観測点情報や設置・メンテナンス・データの履歴を一元管理するデータベースの開発・運用に関することを報告する。(著者抄録)