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J-GLOBAL ID:201002285210763705   整理番号:10A0779948

永続的な酸素欠乏水におけるメタンと硫化物フラックス:Dvurechenskii泥火山(Sorokinトラフ,黒海)における原位置研究

Methane and sulfide fluxes in permanent anoxia: In situ studies at the Dvurechenskii mud volcano (Sorokin Trough, Black Sea)
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巻: 74  号: 17  ページ: 5002-5018  発行年: 2010年09月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Dvurechenskii泥火山(DMV)は深度2060mの永続的な酸素欠乏水の中に位置している。DMVは,活動的な泥火山の一例として,海底泥火山の酸素欠乏黒海水圏のメタンおよび硫化物バジェット(収支)に対する重要性を調べるためRV Meteor探検M72/2を通じて研究された。この研究にはメタンおよび硫化物の海底フラックスおよび堆積物内でのこれらの2つの化合物の輸送,消耗および生産を支配している要因の調査が含まれた。このパイ型の泥火山は溶質やガスフラックスと同様に温度異常を示し,地理的な中心の北方にある頂上での高液体流の存在を示唆した。硫酸塩の還元(SR)と結合したメタンの嫌気性酸化(AOM)は,この区域では,明らかに微生物のメタン発育活動を制限する最近沈殿した表面下の泥を通じた硫酸塩消耗流体の上昇流により抑制された。この結果,溶存メタンの水柱への放出は高く,その放出速度は0.46molm-2d-1と推定された。頂上を取り巻く広い台地や泥火山の縁では,液滞留とメタンフラックスは低く,この結果,硫酸塩の堆積物への貫入の増大と相関した高SRやAOM速度を達成した。ここでは,堆積物の上部10cmにおいてメタンフラックス(0.07-0.1mol-2/日の50-70%が費消された。前泥火山構造から水柱へ放出された溶存メタンの総量は1.3×107mol/年と推定され,以前の計算より一桁多かった。DNVは,また,メタンにより促進される硫化物生産の地域的な高発生率を維持し,その平均量は0.05molm-2/日であった。これは富酸素水における泥火山との違いで,この泥火山は同程度のメタンを放出するが硫化鉱は放出しない。しかしながら,黒海のこの泥火山や他の泥火山の比較に基づき,深海泥火山からの硫化物やメタンの水圏への放出は黒海の硫化物やメタンのインベントリーに重要な影響を与えないと結論した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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水圏・生物圏の地球化学 
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