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J-GLOBAL ID：201002285229204502   整理番号：10A0603050

塩化銀-電解質界面における電気二重層の分子動力学的研究

Molecular Dynamics Study of the Electrical Double Layer at Silver Chloride-Electrolyte Interfaces

著者 (3件)： ZARZYCKI Piotr (Pacific Northwest National Lab., Washington) ,  KERISIT Sebastien (Pacific Northwest National Lab., Washington) ,  ROSSO Kevin M. (Pacific Northwest National Lab., Washington)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 114  号： 19  ページ： 8905-8916  発行年： 2010年05月20日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 分子動力学シミュレーションを用いて,AgCl(100)-KCl電解質界面での電気二重層について調べた。AgCl表面におけるイオン吸着自由エネルギーを推定した。界面での水和層は,水素結合によって相互結合した水分子の二つの明確な副層から成り,二重層モデルと一致した。水双極子モーメント分布の解析により,界面での水分子の配向を確認した。表面と水水素結合ネットワークでのイオン電荷(Ag⁺,Cl^-)の固有パターンは,この固有二重層水和シートの構築の原因となった。界面での二重層水構造は比較的剛く,氷様構造に類似した。カリウムイオンは表面から3.2Åで内圏錯体を選択的に生成した。塩化物イオンでは最大7Åで外圏錯体を選択的に生成した。水分子の振動は電荷密度,電場および静電ポテンシャル面を支配した。電解質イオンだけで発生する静電ポテンシャルを用いて,イオン強度変化に対するAgCl表面の準Nernst応答を調べた。

シソーラス用語： *塩化カリウム ,  *塩化銀 ,  計算機シミュレーション ,  固液界面 ,  電位 ,  電荷分布 ,  電解質 ,  電解質溶液 ,  *電気二重層 ,  密度 ,  密度汎関数法 ,  イオン強度 ,  双極子モーメント ,  水 ,  力の場 ,  電場 ,  表面電位 ,  自由エネルギー ,  吸着エネルギー ,  分子配向
準シソーラス用語： Nernst応答 ,  静電ポテンシャル ,  電荷密度 ,  分子動力学シミュレーション

分類 (2件)： 固-液界面  (CB12050B) ,  電解質水溶液  (CB05020K)

タイトルに関連する用語 (6件)： 塩化銀 ,  電解質 ,  界面 ,  電気二重層 ,  分子動力学 ,  研究