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J-GLOBAL ID:201002285250435395   整理番号:10A0536406

自転車運転中の人の頭部の一時的発汗反応

Transient sweat response of the human head during cycling
著者 (6件):
資料名:
巻: 40  号:ページ: 406-413  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: T0452A  ISSN: 0169-8141  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,自転車運転中の人の頭部の発汗量の一時的な空間的勾配を定量化することを目的とする。 被験者6名を調査した。各試験は,5分後に作業量の変更を加えて(男性は80~150W,女性は50~125W),30分間続けた。本研究では次の2条件を分析した:温暖(気温28.3±0.1°C,相対湿度38±0.6%,気流速度0.1±0.1m/s)および標準(気温16.1°±0.2C,相対湿度45%±0.6,気流速度2.4±0.2m/s)。頭部の発汗量を,右こめかみ,左こめかみ,額において,時間の関数として測定した。これにより発汗量反応の動態のモデル化が可能となった。一定の定常状態の発汗量,発汗量の時間遅延,発汗量の時定数,発汗量の定常状態の増加を定量化し分析した。 発汗量の時定数は標準条件と比べて温暖条件で短かった。発汗量の時定数の平均と標準誤差は,温暖条件では561±144s(前頭部)から1117±230s(左こめかみ),1080±232s(右こめかみ)まで変動があった。一方,標準条件での発汗量の時定数は,前頭部で873±121sから,左こめかみで1431±195s,右こめかみで1727±196まで変動があった。さらに,一定の定常状態の発汗量も標準条件と比べて温暖条件で0.4~0.7mg min<sup>-1</sup>cm<sup>-2</sup>高かった(P<0.05)。しかし,発汗量の定常状態の増加と時間遅延は,温暖・標準条件で相違は認められなかった(P<0.05)。 本研究の結果は,発汗プロセスの生理的な洞察を高めることに利用でき,熱変化に対してより現実的に振る舞う発汗熱マネキンを開発するのに利用できる。発汗量に関する知識は,動的制御ヘッドギアを設計する際にも有益であろう。アクチュエータの反応時間は,発汗速度の動態を,作業量と熱環境条件の関数として考慮すべきであるのだから。 産業への関連性:異なる環境条件下での作業量に関連する発汗量の動的振る舞いの理解により,動的に発汗量を最少にするヘッドギアにおけるモデルベースのコントローラーの設計が可能となる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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