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J-GLOBAL ID：201002285400104848   整理番号：10A1029494

人が織りなす農村集落のランドスケープ

著者 (1件)： 山本勝利 (農業環境技術研)
資料名： 農村計画学会誌  (Journal of Rural Planning)
巻： 29  号： 2  ページ： 138-142  発行年： 2010年09月30日 
JST資料番号： Y0829A  ISSN： 0912-9731  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人が織りなす農村集落のランドスケープについて論じた。人間活動は農村集落のランドスケープの成立,存続を規定する「内的要因」として捉えられる。土地の自然環境と生物多様性を結ぶ要因として人間活動を組み込むことが重要となる。自然環境,人間環境,生物多様性のセットで捉えるための空間単位として「集落(農業集落)」は,都市自然,人間環境,ランドスケープならびに生物多様性を把握,評価するための空間単位として有効である。集落を単位とすることの問題点を整理した。1)今日,地図化されている農業集落は,必ずしも「農家などの農村住民が土地に働きかけを行なっている範囲」ではなく,2)今日整備されている集落境界に関する情報は,必ずしも正確ではない。3)低地域では集落境界が土地自然の境界(流域界)と一致しない場合が多く,4)限界集落の問題もある。

シソーラス用語： *農村 ,  *集落 ,  自然環境 ,  *生物多様性 ,  生態系 ,  生物相 ,  地域社会 ,  地域計画
準シソーラス用語： ネットワーク解析 ,  ランドスケープ ,  環境保全機能 ,  言語情報 ,  国土数値情報 ,  種組成 ,  植生調査 ,  人間活動 ,  人間環境 ,  水利施設 ,  生物種 ,  農業集落

分類 (1件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S)

引用文献 (21件)：

• 藤田佳久. 林野利用の変化. アトラス-日本列島の環境変化. 1995, 75-86
• 井手任. 生物相の保全と環境保全型農業. 農林水産業と環境保全. 1995, 153-168
• 井手任. 生物多様性保全のための景観・植生調査情報システム. 2005, 20-23
• 環境省編. 第3次生物多様性国家戦略. 2008
• KATO, Y. Integration and visualization of the ecological value of rural landscape in maintaining the physical environment of Japan. Landscape and Urban Planning. 1997, 39, 1, 69-82

タイトルに関連する用語 (3件)： 人 ,  農村集落 ,  ランドスケープ