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J-GLOBAL ID:201002285406162823   整理番号:10A0703500

ヌクレオフォスミンは甲状腺癌で過剰発現する

Nucleophosmin is overexpressed in thyroid tumors
著者 (14件):
資料名:
巻: 397  号:ページ: 499-504  発行年: 2010年07月02日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヌクレオフォスミン(NPM)はいくつかの細胞機能に寄与するタンパク質である。状況に依存して,それは癌遺伝子または腫瘍抑制因子として作用しうる。甲状腺細胞におけるNPMの発現について入手可能なデータが無い。本研究において我々は一連のヒト甲状腺腫瘍組織と細胞株におけるNPMのmRNAおよびタンパク質のレベルを共に解析した。免疫組織化学を用いることにより,NPMの過剰発現が乳頭部,濾胞性,未分化甲状腺癌,そして良性の濾胞性腺腫でも検出された。このことはそれが甲状腺腫瘍形成の間の初期現象であることを示す。対照的に,定量RT-PCRにより検出されるように様々なレベルのNPMのmRNAが腫瘍組織で観察された。このことはタンパク質と転写産物の発現の間の解離を示唆する。同じ振る舞いが正常な甲状腺FRTL5細胞株で観察された。これらの細胞において,NPMのmRNAではなく,タンパク質レベルと増殖状態の間の正の相関が検出された。甲状腺腫瘍細胞株を用いることにより,我々はそのようなmRNA後調節が,PTENの減少と平行して,そのレベルがそれらの腫瘍細胞で増加することが見いだされたp-AktへのNPMの結合に依存するかもしれないことを立証した。結論として,我々の本データはヌクレオフォスミンが甲状腺腫瘍形成の初期現象として,甲状腺腫瘍で過剰発現することを初めて立証する。それは,形質転換した甲状腺細胞のp-Aktレベルの増加に関連した,転写ではなくタンパク質レベルで起こる調節不全の結果であるようである。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  細胞構成体一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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