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J-GLOBAL ID：201002285548929030   整理番号：10A0374538

市民参加・森林環境ガバナンス論の射程-森林ボランティアの役割を中心として-

Theoretical Perspectives of Public Participation and Forest Environmental Governance: Focusing on the Role of Forestry Volunteer

著者 (1件)： 山本信次 (岩手大 農)
資料名： 林業経済研究  (Journal of Forest Economics)
巻： 56  号： 1  ページ： 17-28  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： L7477A  ISSN： 0285-1598  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 複雑化する環境問題の解決のために多様な主体の協働に基づく,新しいガバナンスの構築が求められている。森林環境ガバナンスの構築には市民社会が重要な役割を果たし,森林ボランティアはその具体的活動例であるといえる。日本の森林は伝統的に農村地域コミュニティによって保全されてきた。しかし,現在の森林ボランティアは都市住民が森林保全作業へ参加する活動としてはじまり,国産木材の利用増加に向けた運動や政策提言へと展開しているところに特徴がある。森林ボランティアの数は近年,劇的に増加をみせると同時に,コミュニティからナショナルレベルの範域において他の主体とのネットワークを形成している。森林ボランティアの活動は,都市と農山村を結ぶ「新しいコモンズ」の形成のために不可欠な活動であるといえよう。(著者抄録)

シソーラス用語： *資源管理 ,  森林計画 ,  森林調査 ,  森林更新 ,  林産資源 ,  環境保全 ,  *ボランティア ,  協力 ,  *市民参加 ,  都市圏 ,  農業地区 ,  コミュニティ ,  ネットワーク ,  政策
準シソーラス用語： ガバナンス ,  *森林管理 ,  *森林保全

分類 (2件)： 森林保育  (FF03040H) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (29件)：

• 松下和夫. 環境ガバナンス論の新展開. 環境ガバナンス論. 2007, 4-5
• 林野庁. 林野庁ホームページ 各種施策紹介より. http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/ryuiki/ryuikitop.html
• 柿澤宏昭. 地域における森林政策の主体をどう考えるか-市町村レベルを中心にして-. 林業経済研究. 2004, 50, 1, 4-5
• 原科幸彦. 公共計画における参加の課題. 市民参加と合意形成 都市と環境の計画づくり. 2005, 34-36
• 宮内泰介. 環境自治の仕組みづくり-正統性を組みなおす-. 環境社会学研究. 2001, 7, 56-71

タイトルに関連する用語 (6件)： 市民参加 ,  森林 ,  環境ガバナンス ,  射程 ,  ボランティア ,  役割