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J-GLOBAL ID：201002285567458064   整理番号：10A0305367

TmTeのアンチフェロ4重極子秩序によるX線Thomson散乱の研究

Studies on X-ray Thomson Scattering from Antiferroquadrupolar Order in TmTe

著者 (2件)： NAGAO Tatsuya (Gunma Univ., Gunma, JPN) ,  SHIINA Ryousuke (Kanagawa Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 79  号： 3  ページ： 034703.1-034703.8  発行年： 2010年03月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： TmTeのアンチフェロ4重極子秩序相によるThomson散乱を調べた。群論の扱いを基に,散乱ベクトルGの方向に支配された散乱強度の選択則を分類した。次に,J=7/2多重項模型から得られた基底状態を使って数値的な確認を行った。得られた強度はGの大きさと方向に応じて大きく変化した。各々H∥(001)及び(110)にかけた磁場下での散乱強度も計算した。G方向を変化したとき,それらの結果は異なった振る舞いを見せた。これはそれらの主要な秩序パラメータ,H∥(001)及び(110)に対して,各々O₂⁰,及びO₂²の差によって説明した。TmTeに対するこれら結果とCeB₆の実験結果を厳密に比較した。先ず,TmTeのいくつか禁制Bragg点で予測される強度は十分高く実験で検出できると主張した。次に,(7/2,7/2,7/2)のそれらの強度は大きく異なり,各々Γ₃型(O₂²とO₂⁰)とΓ₅型(O_yz,O_zx及びO_xy)の成分間の秩序パラメータの差を基に説明した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 四重極 ,  *Thomson散乱 ,  *X線散乱 ,  群論 ,  選択則 ,  多重項 ,  磁場効果 ,  *秩序パラメータ ,  *ツリウム化合物 ,  テルル化物 ,  Bragg反射 ,  磁性半導体 ,  結晶場
準シソーラス用語： 四重極子 ,  *アンチフェロ4重極子秩序

分類 (2件)： X線回折法  (BK01020I) ,  結晶中の局在電子構造  (BM02090U)

タイトルに関連する用語 (5件)： フェロ ,  4重極子 ,  X線 ,  Thomson散乱 ,  研究