抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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バルジ変形を伴う前方押出し形摩擦試験法を提案し,線材の前方押出し加工での潤滑被膜の摩擦特性を調べた。摩擦試験と有限要素解析の結果,以下の知見を得た。1)前方押出し加工にバルジ変形を付与することで,摩擦に対する成形荷重と成形品形状の応答性は著しく向上し,高感度な摩擦特性評価が可能となる。2)摩擦に対する成形荷重と成形品形状の応答は,絞り導入部半角αを高めた一段絞りダイスと比べて,半角αを小さく抑えた二段絞りダイスの方が高い。3)摩擦せん断係数を導出する評価基準として成形品全長を採用した方が試験が簡便となる。4)ボンデ被膜と一液潤滑被膜との摩擦せん断係数の差は室温で大きく,試験温度の上昇に伴い小さくなる。5)室温から200°Cまでの試験温度での摩擦せん断係数の変動は,ボンデ被膜に比べて一液潤滑被膜の方が小さい。