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J-GLOBAL ID:201002285624646670   整理番号:10A0242712

拡散生体高分子のFRETゆらぎ分光法:立体配座動力学と並進拡散の寄与

FRET Fluctuation Spectroscopy of Diffusing Biopolymers: Contributions of Conformational Dynamics and Translational Diffusion
著者 (2件):
資料名:
巻: 114  号:ページ: 980-986  発行年: 2010年01月21日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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蛍光相関分光法(FCS)は幾つかの小分子に関する蛍光信号の自発的ゆらぎに基づく技法である。生体高分子における立体配座動力学を調べるため,ここ10年間にFCS使用は一般的になってきた。しかしながら,立体配座動力学を調べるためFCSを用いるとき,分子が発する光子数は光学的段取りが生み出す観測する体積の内部位置に依存するので,FCSの限界は並進拡散が蛍光ゆらぎの源にもなることである。立体配座動力学と並進拡散(ここでは,分子拡散)を分離するため,単純アプローチとして蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)効率におけるゆらぎ解析を使用した。モンテカルロシミュレーションと実験を組合せることによってこの方法論の適用性を調べた。DNAヘアピンを用い,結果は速度論過程の緩和時間が光学的観測体積中の分子の平均通過時間よりもはるかに短い条件で拡散がFRET効率中の測定ゆらぎに寄与しないこと示した。しかしながら,拡散の寄与は他の面で有意であり,それを無視することは速度論機構に誤った解釈を導く可能性がある。例として,系が理想的二状態系に対してさえ複雑な速度論的挙動を示す結論を純粋な速度モデルの面でFRETゆらぎ解析が導くことを示した。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
核酸一般  ,  有機化合物のルミネセンス 

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