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J-GLOBAL ID:201002285703849552   整理番号:10A1380813

南インドにおける土壌生成炭酸塩の生成及び保持,古モンスーン及び土壌環境との関連:Sr同位体,U-Th系列及び希土類元素からの手がかり

Formation and preservation of pedogenic carbonates in South India, links with paleo-monsoon and pedological conditions: Clues from Sr isotopes, U-Th series and REEs
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巻: 74  号: 24  ページ: 7059-7085  発行年: 2010年12月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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西ガーツ山脈の気候系列において,土壌生成炭酸塩の生成及び保持に対する土壌学的及び気候学的な影響を調べた。この気候系列では,現在の平均年間降水量(MAR)は500~6000mmまで変化する。MARが500~1200mmの範囲で土壌生成炭酸塩が存在するが,半乾燥帯と半湿潤帯でその形態は異なっている。0.25N HClでの浸出の後,炭酸塩フラクションの化学組成及びSr同位体組成を決定した。一次鉱物及び自生粘土を含む残存フラクションも個別に分析した。不安定な炭酸塩フラクションと対応する残存フラクションの87Sr/86Srの特徴は,炭酸塩フラクションの一部が局地的な土壌組成と関連していることを示唆する。それぞれの試料の残存フラクションを炭酸塩中のCaのソースと考えると,Caの24~82%が局地的な基盤岩石の風化に由来すると見積もられ,それに等価な割合の大気CO2が消費されたことになる。これは気候条件が湿潤でケイ酸塩の風化が起こったことを意味し,炭酸塩生成の時期のMARは400~700mmの範囲であったと考えられる。黒色土壌炭酸塩中のSr,U,Mg濃度は相対的に高く,サプロライト中の炭酸塩に比べて成長及び蓄積が早かったことを示唆する。炭酸塩のクラック中のCe,Mn,Fe酸化物は,炭酸塩の生成後に比較的湿潤な時代があったことを反映している。U-Th法により決定した炭酸塩の年代は1.33~7.5kyrの範囲と,最終氷期の約20kyr付近の年代クラスターである。炭酸塩の最大の年代は気候系列でのその位置に依存しており,湿潤期の降水強度が土壌生成炭酸塩の寿命を支配している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
岩石圏の地球化学一般  ,  地球化学に関する年代測定 

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