抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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分散型エネルギー源(DER)への期待が世界各国において高まっているが,DERは従来の大規模発電機などと比較するとコストが高く,さらなる導入促進を促すためにも新たな政策展開が必要とされてきている。これに対し,著者らも,負荷削減契約と呼ぶ一般電気事業者と需要家間との新しい契約制度を導入し,経済面の課題を緩和させるプログラムについて検討を行ってきた。本研究では,これまでの検討に加え,DERの導入が電力システムの供給信頼度に及ぼす影響を考慮に入れた検討をすることを目的としている.具体的には,電力システムの信頼度を測る社会的な尺度として停電コストの概念を用い,社会コストの視点でDER導入の影響を測ることを念頭においている。本研究では,DER導入後の社会コスト算定手法を提案するとともに,数値試算を通してDER導入の影響を評価した。その結果,DER導入後においても,系統電源と協調的に信頼度管理を行うことが重要であることがわかった。