抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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夏には十分涼しくなく,冬には十分暖かくない。十分に機能していない地熱熱交換システムの対策として,クランプオン超音波流量計を活用すると,エンジニアは地下水ループを調査して,トラブル源を特定し,電力料金を節減できる。可搬型であれ,据付型であれクランプオン超音波流量計は,地域エネルギー供給者,建物所有者・管理者等を支援する価値あるツールである。クランプオン超音波流量計は,流量表示コンピューター,超音波クランプオントランスデューサ,搭載されたハードウェアとケーブルで構成され,エネルギー消費計算のための温度センサが内蔵されている。通過時間,ドップラー技術のいずれか,あるいは両方を活用して,流体速度を計算する。測定された平均通過時間から,計算された固定時間を引き算することにより,流量計は通過時間を推論できる。即ち,上流と下流の時間差が流体速度に比例している。2つの配管を同時に計測できる能力により,熱交換器がどのように機能しているのか,効率向上の作業が必要なのかを評価できる。温度センサは0.02°Fの精度で利用可能であり,流量と温度要素は非開扉型なので,熱エネルギー管理が容易である。地熱であれ他のエネルギー源であれ,地域エネルギーシステムは,エネルギー発生装置の性能の検証及びエネルギー負荷・利用の最適化に,クランプオン超音波流量計を役立つツールとして見い出すであろう。