抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ここでは,London Underground (LU)の新しいBombardier製”S”型車の配備計画と関連改良工事について述べた。最初の’S’型列車は2010年8月31日に運行開始し,Wembley Park~Watfordを往復した。最終的に,Metropolitan線用58本の8両編成”S8”列車と残りのSub-Surface線用133本の7両編成”S7”列車から成る191本の’S’型列車になる。Metropolitan線は2012年初頭までに全58本の”S8”型列車により最初に更新される。次に2011年末に,Hammersmith & City線とCircle線に,S7の配備を開始する。2012年夏のオリンピックの時期までCircle線の北側半分で追加分を配備予定である。続いて2013年にDistrict線に配備し,2015年以降までに全191本の配備が完了する。”S”型は,LUで初めて三菱電機(Melco)製の空気調和装置を装備する。LUの別の革新は立席定員を増大させ,乗客の車間移動を容易化しセキュリティを向上させる貫通路である。運転士が車内の様子を監視できるカナダのMarch Networks製高仕様閉回路テレビジョンシステムは別のセキュリティ強化手段である。S型はBombardierのMitrac列車管理システムを特徴とする。関連インフラ強化工事としては,8両又は7両編成化に伴う駅プラットフォームの延長,扉位置制御,運転士の監視用プラットフォームカメラの設置などがある。