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J-GLOBAL ID：201002285938267879   整理番号：10A0955148

定量的リン脂質二分子層シミュレーションのための系統的粗粒無溶媒モデル

A Systematically Coarse-Grained Solvent-Free Model for Quantitative Phospholipid Bilayer Simulations

著者 (2件)： WANG Zun-Jing (Carnegie Mellon Univ., Pennsylvania) ,  DESERNO Markus (Carnegie Mellon Univ., Pennsylvania)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 114  号： 34  ページ： 11207-11220  発行年： 2010年09月02日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 1-パルミトイル-2-オレオイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(POPC)二分子層の定量的シミュレーションに対する非明示溶媒相粒(GC)モデルを示した。リン脂質二分子層の生物学的機能はそれらの構造と機械的性質に大きく依存し,NMR,散乱技法,マイクロピペット吸引などのような実験技法から大部分学んできた。脂質膜に対する新規非明示溶媒GCモデルを提案するにあたり,明示溶媒が無い場合,中程度の計算費用で非常に長い時間規模で膜をシミュレーションできることを示した。改善した計算効率にも拘わらず,モデルは化学的特異性と定量的正確性を維持する。脂質あたりの飽和面積,動径分布関数,二分子層を横切る密度プロフィルと圧力プロフィルのような実験と全原子二分子層シミュレーションからの構造性質と機械的性質を整合することによって疎水性効果を模倣する有効凝集力と一緒に結合と非結合相互作用を系統的に同調した。CG脂質モデルはランダム分散から出発し二分子層に自己集合することを示した。曲げ弾性率と引張り弾性率のような線張力と弾性特性は実験と半定量的因果関係があった。縮減分子摩擦と一層効率的運動の積分方程式の組合せ効果は全原子二分子層シミュレーションに比較して全体で3~4桁の大きさで高速化した。

シソーラス用語： *脂質二分子膜 ,  グリセロリン脂質 ,  *動径分布関数 ,  密度分布 ,  圧力分布 ,  *構造特性 ,  *分子間相互作用 ,  疎水性 ,  *自己集合 ,  弾性係数 ,  引張強さ ,  界面張力 ,  経時変化 ,  無秩序系 ,  因果律 ,  積分方程式 ,  高速化
準シソーラス用語： ランダム系 ,  因果関係 ,  引張弾性率 ,  凝集力 ,  曲げ弾性率 ,  構造性質 ,  脂質二分子層 ,  時間規模 ,  線張力 ,  粗粒モデル ,  弾性特性 ,  非結合相互作用 ,  密度プロフィール

分類 (1件)： 細胞構成体一般  (EF03010Z)

物質索引 (1件)： 1-パルミトイル-2-オレオイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン

タイトルに関連する用語 (7件)： 定量 ,  リン脂質二分子層 ,  シミュレーション ,  系統 ,  粗粒 ,  無溶媒 ,  モデル