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J-GLOBAL ID:201002285940895836   整理番号:10A0449863

15デオキシ-Δ12,14-プロスタグランジンJ2によるDrp1蛋白質の共有結合修飾を介したミトコンドリア分裂の阻害

Inhibition of mitochondrial division through covalent modification of Drp1 protein by 15 deoxy-Δ12,14-prostaglandin J2
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資料名:
巻: 395  号:ページ: 17-24  発行年: 2010年04月23日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アラキドン酸由来内因性求電子剤15d-PGJ2は,その強力な抗増殖およびその標的蛋白質のシステイン残基のチオール修飾を介した抗炎症作用により,最近多くの注目を集めている。ここでは,1μM濃度の15d-PGJ2は,ミトコンドリア分裂蛋白質Drp1への直接結合およびそのGTPアーゼ活性の部分阻害を介し,正常ミトコンドリアの大きな延長し,相互接続したミトコンドリアに変換することを示した。15d-PGJ2により誘導されるミトコンドリア延長は,妥当な分子間相互作用を介し大きなオリゴマー複合体への集合を伴った。大きなオリゴマー複合体の形成におけるDrp1のGTPアーゼ活性低下の役割は,Drp1を非切断GTP類似体,GTPγSとのインキュベートまたはDrp1のGTPアーゼ活性を不活性化した変異体(K38A)により,明らかであった。反応性求電子剤による修飾に対し報告されている標的,GTPアーゼエフェクタードメインのシステイン残基(Cys644)のアラニンへの変異が,K38A変異が誘導するDrp1オリゴマー化およびミトコンドリア延長と似ており,GTPアーゼ活性とミトコンドリア形態を調節するGEDのシステイン残基の重要性を示した。興味あることに,K38AおよびC644A変異体の15d-PGJ2処理は,両変異体Drp1の超オリゴマー化を生じ,15d-PGJ2が,中央ドメインシステイン残基の共有結合修飾を介し,GTPアーゼ活性の消失により生成した,超オリゴマーを更に安定化することを示唆した。この研究は,プロスタグランジンによるミトコンドリア分裂活性の調節を初めて示し,これは,酸化ストレス,炎症および変性中の反応性求電子剤蓄積の病理的と生理的結果の理解の手掛かりを提供する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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