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J-GLOBAL ID:201002285956580002   整理番号:10A0558053

酸素欠乏によるimmortalization-upregulated protein(不死化アップレギュレート蛋白質)2(IMUP-2)の増大は栄養芽層のアポトーシスおよび子癇前症を誘導する

Increased Immortalization-Upregulated Protein 2 (IMUP-2) by Hypoxia Induces Apoptosis of the Trophoblast and Pre-eclampsia
著者 (10件):
資料名:
巻: 110  号:ページ: 522-530  発行年: 2010年05月15日 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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核蛋白質であるimmortalization-upregulated protein2(IMUP-2)の発現の胎盤の成長中の調節のしくみはわかっていない。正常および子癇前症の胎盤組織におけるIMUP-2の発現を比較し,酸素欠乏状態でのHTR-8/SVneo栄養芽層細胞におけるIMUP-2の機能を解析した。IMUP-2は胎盤絨毛の合胞体栄養細胞および合胞体結節で発現し,IMUP-2の発現は満期よりも早期の子癇前症患者で有意に高かった。しかし満期の患者では子癇前症の有無による発現の差は見られなかった。低酸素状態ではHTR-8/SVneo栄養芽層細胞のアポトーシスが上昇しIMUP-2の発現が誘導された。HTR-8/SVneo栄養芽層細胞のアポトーシスはIMUP-2遺伝子のトランスフェクションにより上昇した。これらの結果より,IMUP-2の発現は早期の子癇前症患者および低酸素状態で有意に上昇し栄養芽層のアポトーシスを誘導し,したがってIMUP-2が胎盤の成長および子癇前症などの婦人科疾患に関与することを示唆した。IMUP-2は子癇前症の初期診断のマーカー候補となりうる。
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発生と分化  ,  婦人科・産科の基礎医学  ,  遺伝子発現 

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