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J-GLOBAL ID：201002285994365859   整理番号：10A0116947

列車運行実績データの可視化

Visualization of Train Operation Record Data

著者 (3件)： 稲川真範 (千葉工大) ,  富井規雄 (千葉工大) ,  牛田貢平 (東京地下鉄)
資料名： 鉄道技術連合シンポジウム講演論文集  (鉄道技術・政策連合シンポジウム講演論文集)
巻： 16th  ページ： 745-748  発行年： 2009年12月02日 
JST資料番号： L6271A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「列車に小規模な遅延が生じても,それがなるべく他の列車に伝播しない」性質を,列車ダイヤの頑健性と呼ぶ。ここでは列車の運行計画をより頑健にする手順の中で必要とされる,列車運行実績データの可視化手法を提案し,それらの手法が列車ダイヤの改善効果の確認に有効であるかを検証した。1)可視化手法にはクロマティックダイヤ図,遅延ダイヤ図・増延ダイヤ図,3次元ダイヤ図がある。遅延の量に応じてスジの色を変えることにより,遅延の発生箇所や遅延発生列車等を視覚的に把握できる。2)対象路線として,遅延が恒常的に発生している東京地下鉄東西線を選択した。東西線では2009年3月に,優等列車の停車駅見直しや全体的な停車時間・間隔の見直し等により,ダイヤ改正を実施した。3次元ダイヤ図等によりダイヤ改正効果を確認したところ,中野から西船橋方面行きのA線における,遅延発生や遅延伝播が大幅に減少していること明らかになった。このことから提案した可視化手法が,列車ダイヤの改善効果確認に有効であることを確認できた。

シソーラス用語： 列車ダイヤ ,  波及効果 ,  *可視化 ,  改変
準シソーラス用語： *運行乱れ ,  列車運行実績 ,  列車運行 ,  情報可視化 ,  *ダイヤ改正

分類 (1件)： 輸送と業務  (TC01030N)

タイトルに関連する用語 (3件)： 列車運行 ,  実績データ ,  可視化