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J-GLOBAL ID:201002286015735523   整理番号:10A0956124

食餌性魚油が肝臓の甲状腺ホルモンシグナリングに与える影響

Effects of dietary fish oil on thyroid hormone signaling in the liver
著者 (9件):
資料名:
巻: 21  号: 10  ページ: 935-940  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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魚油(FO)に含まれるn-3多価不飽和脂肪酸(PUFAs)は血清脂質を大きく低下させるがこれは甲状腺ホルモンの影響でもある。PUFAsと甲状腺ホルモンは両方とも肝臓脂質代謝に影響するので,ここで著者らはn-3PUFAs豊富な食餌の長期摂取が肝臓での甲状腺ホルモン作用を高めると仮定した。雌ラットは等カロリーの大豆油(SO)又はFOを含む通常脂質食を哺乳期に摂取した。雄の子供は母親と同じ食餌を離乳から11週齢で屠殺されるまで摂取した。SO群に比べてFO群では飼料摂取量は変わらないものの5週齢から屠殺までの体重が小さく,後腹膜白色脂肪量が小さく,体重に対する鼠径部脂肪量が増加したが,屠体の水分と脂質比率は変わらず蛋白質比率は減少した。FO食では血清トリグリセリドとコレステロールが低下した。血清総トリヨードチロニン,総チロキシン及びチロトロピンは群間で差がなかった。しかし,肝臓甲状腺ホルモン受容体(TR)β1蛋白質発現はFO群で高く,血清脂質と負に相関した。チロキシンをトリヨードチロニンに変換する肝臓5′-デヨージナーゼ活性は群間で差がなかった。しかし産熱に関与する酵素であり,T3によりTRβ1を通して刺激されるよく特徴づけられた標的である肝臓ミトコンドリアグリセロリン酸デヒドロゲナーゼ活性はFO群で高かったことから,甲状腺ホルモンの増強が示唆された。これらの知見から,肝臓の甲状腺ホルモンシグナリング経路の増加は,n-3PUFAsが脂質代謝に対して働く機構の1つであることが示された。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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食用油脂,マーガリン  ,  甲状腺ホルモン  ,  脂質の代謝と栄養 
タイトルに関連する用語 (5件):
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