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J-GLOBAL ID:201002286026485030   整理番号:10A0308074

ヒト新皮質の外側脳室下帯でニューロンを生み出す放射グリア

Neurogenic radial glia in the outer subventricular zone of human neocortex
著者 (4件):
資料名:
巻: 464  号: 7288  ページ: 554-561  発行年: 2010年03月25日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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発生中のげっ歯類皮質のニューロンは,神経幹細胞として機能する放射グリア細胞から生成される。これらの上皮性細胞は脳室内壁を覆っており,中間的な前駆細胞を生み出す。前駆細胞は,脳室下帯(SVZ)に移動してさらに増殖し,ニューロン数を増やす。発生中のヒトSVZは,大きく広がった外側領域(OSVZ)をもち,皮質のサイズ拡大と複雑化に寄与していると考えられている。しかし,OSVZ前駆細胞のタイプやニューロン産生への寄与については不明な点が多い。今回我々は,多数の放射グリア様細胞と中間的前駆細胞が,ヒトOSVZに集まっていることを示す。OSVZの放射グリア様細胞は長い基底突起をもつが,意外なことに脳室表面に接着しておらず,上皮性ではない。リアルタイムイメージングとクローン解析により,これらの細胞が,増殖的分裂と,さらに増殖可能なニューロン前駆細胞を生み出す自己複製的な非対称分裂を行いうることがわかった。また,OSVZ前駆細胞でNotchシグナル伝達を阻害すると,ニューロン分化が起こることも示す。非脳室性の放射グリア細胞の確立は,ヒト脳に皮質サイズの拡大と複雑さをもたらした,進化上の重要な進歩だった可能性がある。Copyright Nature Publishing Group 2010
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分類 (1件):
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中枢神経系 

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