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J-GLOBAL ID:201002286239147511   整理番号:10A0074722

港湾監視ソナーに空時分散位相差を用いた水中低速移動標的検出の開発

Development of Underwater Low-speed Moving Target Detection Using Spatiotemporal Variance of Phase Difference for Port Surveillance Sonar
著者 (4件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 34-45  発行年: 2010年01月01日 
JST資料番号: L1051A  ISSN: 0916-5835  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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水中港湾監視では,潜水夫のような低速移動標的を自動的に検出できる技術の開発が重要である。このような標的はランダム雑音,残響,後流気泡,静的な目標,マルチビーム処理により発生した漏話雑音などの妨害信号によりマスクされるので検出は困難である。効率的に移動標的を検出するためには,これらの妨害信号のみを除去できる信号処理法が望まれている。しかしながら,信号振幅のみを扱う通常の方法は,振幅のランダム時間ゆらぎが移動標的を不正確に同定し,多くの誤り検出を導くので,これらの妨害信号を容易に除去できない。妨害信号のみを有効に除去し,移動標的を検出できる干渉法を用いる新しい信号処理法を提案した。この方法は振幅に基づく方法ではなくスプリットビーム法により測定した位相差の時間ゆらぎを扱う。位相差の空時ゆらぎは標的運動に密接に関係しており,位相差の空時分散を評価することにより有効に移動標的を検出可能である。この研究で,著者らは提案した標的検出法のアルゴリズムを開発した。提案した方法を実験データに適用し,通常の方法と比較して,高検出性能であることを確認した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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水中音響応用 
引用文献 (13件):
  • A. Asada, K. Kuramoto et al.,“Development of Underwater Security Sonar System,” Proc. OCEANS 2006-Asia Pacific, 1-3(2006).
  • F. Maeda, A. Asada et al.,“Development of Diver Detection and Sensor Integration for Wharf Surveillance Software,” Proc. UT’07, 133-141(2007).
  • F. Maeda, A. Asada et al.,“Development Status of Sensor and System Integration for the Underwater Security Sonar System,” Proc.1st Int. Conf. and Exhibition, 2008. Structured Session L, 9-24(2008).
  • G. Yufit, E. Maillard et al.,“Maximum Likelihood Approach to Bottom Detection in Deep Water MultiBeam Echo Sounders,” Proc. UT’07, 162-165(2007).
  • L. Haisen et al.,“Analysis on the Characteristics of Phase Difference Sequence in Super Wide Coverage Multi-Beam Echo Sounder,” Proc. OCEANS 2005. MTS/IEEE Conf., 3, 1994-1997(2005).
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