ペンダントペンタデシル鎖を含むポリアミドの合成とキャラクタリゼーション

MORE Arvind S.; PASALE Sharad K.; WADGAONKAR Prakash P.

文献

J-GLOBAL ID：201002286287898570 整理番号：10A0213004

ペンダントペンタデシル鎖を含むポリアミドの合成とキャラクタリゼーション

Synthesis and characterization of polyamides containing pendant pentadecyl chains

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資料名：
巻： 46 号： 3 ページ： 557-567 発行年： 2010年03月
JST資料番号： B0690A ISSN： 0014-3057 CODEN： EUPJA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

新しい芳香族二酸単量体すなわち4-(4′-カルボキシフェノキシ)-2-ペンタデシル安息香酸をカルダノールから出発して合成し,FTIR,¹H-及び¹³C-NMR分光法によってキャラクタリゼーションした。エーテル結合とペンダントペンタデシル鎖を含む一連の新しい芳香族ポリアミドを4-(4′-カルボキシフェノキシ)-2-ペンタデシル安息香酸と5つの市販で有用な芳香族ジアミンすなわち1,4-フェニレンジアミン,4,4′-オキシジアニリン,4,4′-メチレンジアニリン,1,3-フェニレンジアミン及び4,4′-(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジアニリンのリン酸化重縮合によって調製した。ポリアミドの固有粘度は30±0.1°C,N,N-ジメチルアセトアミド中で0.45~0.66dL/gの範囲内であった。ポリアミドへのエーテル結合とペンダントペンタデシル鎖の導入は室温又は加熱で,N,N-ジメチルアセトアミド及び1-メチル-2-ピロリジノン中で向上した溶解性を導いた。ポリアミドはN,N-ジメチルアセトアミド溶液からねばり強く,柔軟性で透明な膜へ溶液注形することができた。広角X線回折パターンは,この重合体が本質的に本来無定形であることを表わすブロードなハローを示した。またX線ディフラクトグラムは,柔軟性ペンタデシル鎖のパッキングから生じる良く発展した層状構造へのゆるやかに形成したポリアミド特性について,小角領域(2θ=~2~5°)におけるシャープな反射に対する拡散を示した。ポリアミドで観測したガラス転移点は139~189°Cの範囲であった。ポリアミドの窒素雰囲気でTGAによって決定した10%重量損失温度(T₁₀は良好な熱安定性を示す425~453°Cの範囲であった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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重縮合 , 高分子固体の物理的性質 , 高分子固体の構造と形態学

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