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J-GLOBAL ID：201002286326842803   整理番号：10A0448415

揮発性有機化合物の多成分混合標準液による少数成分混合標準液への値付けの信頼性

Calibration Reliability for the Determination of Each Volatile Organic Compound in Smaller Compound Number Mixture Solutions with Multi-Element Volatile Organic Compounds Mixture Standard Solution

著者 (4件)： 上野博子 (財団法人化学物質評価研究機構) ,  山澤賢 (財団法人化学物質評価研究機構) ,  四角目和広 (財団法人化学物質評価研究機構) ,  角田欣一 (群馬大学大学院工学研究科応用化学・生物化学専攻)
資料名： 分析化学
巻： 59  号： 2  ページ： 117-123 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在,計量法トレーサビリティ制度(Japan Calibration Service System : JCSS)により揮発性有機化合物23種混合標準液が供給されている.JCSS制度においては特定標準液から特定二次標準液,更に実用標準液への値付けが行われるが,この23種混合標準液から,それより少ない成分数の混合標準液に値付けを行う場合の値付け濃度の信頼性について評価した.質量比混合法により調製した16種,12種,10種の混合標準液を,揮発性有機化合物23種混合標準液により値付けを行った.調製濃度と測定濃度から求めた En 値は各標準液の全物質で1以下となった.また,各標準液の6か月間の5°C での保存による濃度変化は-1.2~0.5% であり,保存安定性に問題はないと判断した.更に,各標準液を調製容器から,アンプルへ小分けした場合の均質性を評価したところ,5% の有意水準で有意な差は認められなかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *揮発性有機化合物 ,  *標準物質 ,  *ガスクロマトグラフィー ,  試料調製 ,  同時定量 ,  計量制度 ,  トレーサビリティ ,  キャリブレーション ,  貯蔵安定性 ,  均一性 ,  混合液体 ,  測定精度 ,  統計的方法 ,  性能評価 ,  信頼性

分類 (1件)： 有機化合物のクロマトグラフィー,電気泳動分析  (CC04034H)

引用文献 (11件)：

• 1) 松本保輔,丸山正暁,四角目和広 : ぶんせき (Bunseki), 2005, 401.
• 2) 化学物質評価研究機構 : "ダイオキシン簡易分析技術等研究開発成果報告書",(2000).
• 3) 上野博子 : THE CHEMICAL TIMES, 187, 3 (2003).
• 4) 上野博子,山澤 賢,四角目和広,角田欣一 : 分析化学 (Bunseki Kagaku), 57, 439 (2008).
• 5) JIS K 0125, 用水・排水中の揮発性有機化合物試験方法 (1995).

タイトルに関連する用語 (2件)： 揮発性有機化合物 ,  値付け