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J-GLOBAL ID：201002286368795430   整理番号：10A0966379

マーチソン,GRA95229とLAP02342各隕石のヒドロキシ酸に関する比較研究

A comparative study of the hydroxy acids from the Murchison, GRA 95229 and LAP 02342 meteorites

著者 (3件)： PIZZARELLO Sandra (Dep. of Chemistry & Biochemistry, Arizona State Univ., Tempe, AZ 85287-1604, USA) ,  WANG Yi (ZymaX Forensics, 600 South Andreasen Drive B, Escondido, CA 92029, USA) ,  CHABAN Galina M. (NASA Ames Res. Center, Moffet Field, CA 94035-1000, USA)
資料名： Geochimica et Cosmochimica Acta  (Geochimica et Cosmochimica Acta)
巻： 74  号： 21  ページ： 6206-6217  発行年： 2010年11月01日 
JST資料番号： C0062A  ISSN： 0016-7037  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マーチソン(MN),GRA95229(GRA),LAP02342(LAP)の各隕石から抽出した一式のヒドロキシ酸を,その分子,対掌性,同位体の組成に対して調べた。その化合物のかなりの量を三つの隕石のすべてで検出し,その総量は同じ石のアミノ酸より低かった。総じて,その分子分布は相当するアミノ酸に密接に酷似し,LAP隕石に対して最も明らかである。驚くべきL-乳酸鏡像体過剰率が三つの石のすべてに存在することを見出したがこれは,地球汚染により容易には説明できない。また一式の三つのヒドロキシ酸の他のすべての化合物はラセミ体であることを見出した。分枝鎖状の五炭素とジアステレオマー六炭素のヒドロキシ酸もまた,相当するアミノ酸に対して研究し,アブ・イニシオ熱力学データを計算し,その比較により,これらの鎖長の隕石ヒドロキシ酸が熱力学制御下で,恐らく,相当するアミノ酸より後のステージで形成したという示唆を可能にした。¹³CとDの同位体の濃縮を多くのヒドロキシ酸に対して検出し,また,アミノ酸に相関することを表す傾向を有する分子種間で異なることを見出した。最高δD値(+3450‰)は,GRA2-OH-2-メチルブチル酸が示した。そのデータによると,各アミノ酸とヒドロキシ酸が一般の太陽系誕生以前の前駆体に関係する傾向がある一方,隕石中の最終分布は大部分がこの形成を経験した環境の総体組成が決定し,アンモニアがその最終量比の決定要因である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ヒドロキシ酸 ,  *アミノ酸 ,  重水素 ,  炭素13 ,  *炭素質コンドライト
準シソーラス用語： マーチソン隕石

分類 (2件)： 有機地球化学  (DD01043K) ,  流星,すい星,いん石  (DB04040A)

タイトルに関連する用語 (3件)： 隕石 ,  ヒドロキシ酸 ,  研究