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J-GLOBAL ID：201002286450024418   整理番号：10A0226294

低炭素社会の実現に向けて~粉体技術が切り開く次世代電池技術~ニッケル水素電池およびリチウムイオン電池リサイクルの現状と課題

著者 (3件)： 野島太郎 (三井金属) ,  井上秀利 (三井金属) ,  蔭井慎也 (三井金属)
資料名： 粉体技術
巻： 2  号： 3  ページ： 37-44  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： Y0903B  ISSN： 1883-3292  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Ni-MH(ニッケル水素)電池は,自動車用として注目され,ハイブリッド自動車の爆発的な普及とともに,廃電池が多量に発生することが予想されている。これら電池中には,ニッケル,コバルト,ミッシュメタル(Mm)が主要成分で使用されているが,現行のリサイクル技術では,これらを回収することが困難であり,かつ,回収には膨大なエネルギーが消費されるため,解決策の検討が極めて重要となっている。正極活物質中の金属元素はCoのみからNi,Mnをより多く含むものに置き換わりつつある。そのため,現行の神岡鉱業(株)Co回収工程では,原料中に%オーダーで添加されているNi,Mnを分離除去することは不可能である。現在,Coの生産性を維持しつつ,高Ni,Mn含有原料を処理できるようなリサイクルプロセスの技術開発を進めている。

シソーラス用語： 社会 ,  *粉体工学 ,  二次電池 ,  *ニッケル-水素蓄電池 ,  *リチウムイオン電池 ,  *リサイクル ,  ハイブリッド自動車 ,  ニッケル ,  コバルト ,  ミッシュメタル ,  有用物質回収 ,  電極材料 ,  マンガン
準シソーラス用語： ニッケル水素電池 ,  正極活物質 ,  低炭素社会 ,  粉体技術

分類 (3件)： 粉体工学  (XD03010M) ,  二次電池  (YB04030K) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (3件)：

• 白鳥寿一、中村崇、人工鉱床構想--Reserve to Stockの考え方とその運用に関する提案--、資源と素材、p. 325-329(2006)
• 柳澤寛人、神岡鉱業 (株) における亜鉛・鉛製錬、Journal of MMIJ、123、p. 651-656(2007))
• 会社四季報 業界地図2010年版、東洋経済新報社、p. 15

タイトルに関連する用語 (8件)： 低炭素社会 ,  粉体技術 ,  次世代 ,  電池 ,  ニッケル水素電池 ,  リチウムイオン電池 ,  リサイクル ,  現状