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J-GLOBAL ID：201002286523991772   整理番号：10A0451204

タンパク質-農薬付加物を研究するための分析的方法

Analytical approaches to investigate protein-pesticide adducts

著者 (3件)： CARTER Wayne G. (School of Biomedical Sciences, Univ. of Nottingham, Queen’s Medical Centre, Nottingham, Nottinghamshire NG7 2UH, GBR) ,  TARHONI Mabruka H. (School of Biomedical Sciences, Univ. of Nottingham, Queen’s Medical Centre, Nottingham, Nottinghamshire NG7 2UH, GBR) ,  RAY David E. (School of Biomedical Sciences, Univ. of Nottingham, Queen’s Medical Centre, Nottingham, Nottinghamshire NG7 2UH, GBR)
資料名： Journal of Chromatography B  (Journal of Chromatography B)
巻： 878  号： 17-18  ページ： 1312-1319  発行年： 2010年05月15日 
JST資料番号： W0571A  ISSN： 1570-0232  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 有機リン系農薬は,アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の一般的な共有結合による付加物を通じて毒性を引き起こすが,追加的な感受性2次目標物への農薬の結合も健康を危険に曝す。能動免疫と脳組織のセリンヒドロラーゼを定量するために三重水素化フルオロリン酸ジイソプロピル(³H-DFP)を利用し,1次元と2次元法によってタンパク質を分離した後,オートラジオグラフィーによってそれらを視覚化した。タンパク質抽出物の農薬とのin vitroプレインキュベーション,又はラットの農薬によるin vivo投薬の後,³H-DFP放射標識した。農薬目標物は,コントロールに対する³H-DFP放射標識の減少によって同定され,組織の存在,分子量,及び等電点によって特性化された。通常のカラムクロマトグラフィーを用いて農薬目標物を濃縮してさらに特性化し,又は質量分析法によって同定した。特性化された主なin vivo農薬目標物は,66kDa,血清アルブミン,及び60kDa,カルボキシエステラーゼ様であった。それらの両方が,特異的農薬結合性を30%組織AChE阻害を作り出す条件下で示した。感受性2次目標物の特性化と同定は,慢性の低ドーズ農薬暴露に起因する健康障害に対する可能な寄与の評価を可能にする。また,2次目標物は,農薬暴露の有用なバイオモニター,及び/又はバイオスカベンジャーを与える。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *タンパク質 ,  *付加物 ,  *有機リン系殺虫剤 ,  アセチルコリンエステラーゼ ,  共有結合 ,  毒性 ,  *ヒドロラーゼ ,  定量分析 ,  陰イオン交換樹脂 ,  イオン交換クロマトグラフィー ,  バイオマーカー ,  脳 ,  動物組織 ,  免疫 ,  同定 ,  無機酸エステル ,  チオール ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボン酸エステル ,  ジカルボン酸 ,  窒素複素環化合物 ,  有機塩素化合物 ,  エノール ,  芳香族塩素化合物
準シソーラス用語： *セリンヒドロラーゼ ,  脳組織 ,  能動免疫

分類 (3件)： クロマトグラフィー,電気泳動  (CC01050S) ,  有機りん化合物  (CF08040N) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

物質索引 (7件)： フルオリドりん酸ジイソプロピル ,  マラオキソン ,  クロルピリホスオキソン ,  ジアジノンオキソン ,  アザメチホス ,  クロロフェンビンホス ,  ピリミホスメチル

引用文献 (41件)：

• RAY, D. E. Toxicol. Lett. 1998, 102-103, 527
• RAY, D. E. Toxicol. Lett. 2001, 120, 343
• CASIDA, J. E. Chem. Res. Toxicol. 2004, 17, 983
• GALLO, M. A. Handbook of Pesticide Toxicology. 1991, 2, 917-1123
• POPE, C. N. J. Toxicol. Environ. Health B : Crit. Rev. 1999, 2, 161

タイトルに関連する用語 (4件)： タンパク質 ,  農薬 ,  付加物 ,  研究