文献

J-GLOBAL ID：201002286629563109   整理番号：10A0208568

製鉄機械 サイジングプレスのHSMへの適用とその進捗

著者 (2件)： 田添信広 (IHIメタルテック) ,  百々泰 (IHIメタルテック)
資料名： 産業機械  (Industrial Machinery)
号： 713  ページ： 14-18  発行年： 2010年02月22日 
JST資料番号： F0987A  ISSN： 0558-4809  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホットストリップミル(HSM)ラインにサイジングプレスを導入した経緯・歴史について述べ,同設備の最新設備を紹介すると共に将来技術を展望した。1970年代中頃から連続鋳造法が普及し始め,ホットストリップ用スラブも連鋳スラブの採用へと変化した。1980当初には幅サイジング技術が検討され,サイジングミル設備が出現した。その後,剛塑性有限要素解析による材料変形,プレス負荷等の検討から,1980年代後半にはサイジングプレスが出現した。本稿では,スラブサイジングプレス導入のメリットを要約して示した。スラブ幅サイジングプレスの主仕様は,形式:フライング式水平対向プレス,全幅圧下量:350mm,幅圧下能力:2700トン,スラブ送り量400mm/1回プレス,作業回数:50回/min,である。これは,様々な試行錯誤を繰り返し,大幅な構造変更が行われた結果である。

シソーラス用語： *プレス ,  *ホットストリップミル ,  設備 ,  連続鋳造 ,  スラブ ,  技術 ,  変形 ,  負荷 ,  装置 ,  操作 ,  能力 ,  製品開発 ,  技術史
準シソーラス用語： *サイジングプレス ,  サイジングミル設備 ,  プレス負荷 ,  座屈防止装置 ,  最新設備 ,  材料変形 ,  幅サイジング技術 ,  幅圧下 ,  有限要素解析 ,  連鋳スラブ

分類 (1件)： 圧延設備  (WC06040K)

引用文献 (5件)：

• 小幡俊彦「自由鍛造の現状と将来」、「塑性と加工」21巻235号、1980年8月、pp684-689
• 植村昌信・菰田隆・波床尚規・田添信広・井出賢一・小林弘「スラブ幅サイジングブレスの開発--第3報実機設備の概要および稼動状況--」、「石川島播磨技報」第30巻第6号、1990年11月、pp. 479-483
• 田添信広「熱延粗ライン強幅圧下でのフィッシュテール防止対策」、「石川島播磨技報」第20巻5号、1980年9月、pp339-345
• 小久保一郎・井端治広「幅制御・幅集約技術の総合評価」、「塑性と加工」25巻277号、1984年2月、pp. 100-108
• 田添信広・井出賢一・太宰啓至・小池正昭・望月智俊「スラブ幅サイジングプレスの開発--第2報先後端予成形、サイジングミルとの特性比較、実機基本構造の検討--」「石川島播磨技報」第30巻第3号、1990年5月、pp. 193-198

タイトルに関連する用語 (2件)： 製鉄 ,  サイジングプレス