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J-GLOBAL ID:201002286686344588   整理番号:10A1072590

イオン・マイクロプローブによる炭酸塩胚胎変成岩における炭素と酸素の同位体組成の粒子規模均質性と平衡化についての評価

Assessment of grain-scale homogeneity and equilibration of carbon and oxygen isotope compositions of minerals in carbonate-bearing metamorphic rocks by ion microprobe
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巻: 74  号: 22  ページ: 6517-6540  発行年: 2010年11月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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19種類の変成炭酸塩胚胎岩石を,三つの地域テレーン,16の異なる接触変成帯の約5~15μmスポットを用い,イオン・マイクロプローブにより炭素と酸素の同位体比を分析した。接触変成岩はさらに四つのグループ,カルクケイ酸塩大理石とホルンフェルス(6),ブルーサイト大理石(2),反応前線を含む試料(4),脱炭酸塩反応の反応物と生成物の広範な分布を有する試料を表す。標準方解石分析の平均のスポットごとの再現性は,δ18Oに対し±0.37‰と,δ13Cに対し±0.71‰である。測定誤差内の一定の同位体組成を持つ試料中の鉱物の測定は,δ18Oに対し0.09~0.16‰とδ13Cに対し0.10~0.29‰の95%信頼限界を有する重み付き平均を繰り返した。基準として>6SDの差を用い,19の分析試料のうち四つだけが,100~500μmスケールでδ13Cの著しい結晶内そしてあるいは結晶間不均質性を示し,個別粒子内の差は3.7‰に至。同じスケールで,六つの分析試料のうち五つは方解石とドロマイトの炭素同位体交換平衡と一致する。方解石とドロマイトでの比較的遅い炭素同位体拡散のために,δ13Cの違いは,変成ピーク後の冷却の際の拡散による結晶内均質化を存続し,脱炭酸塩化と浸透を順行させる効果を示す可能性がある。11分析試料のうち二つ以外は,δ18の結晶内の差,δ18Oの結晶間不均質性,そしてあるいは100~500μmスケールでの方解石-ドロマイト,方解石-石英,方解石-苦土橄檻石の各ペア中の非平衡酸素同位体分別を示す。方解石中の比較的速い酸素同位体拡散のために,δ18Oの結晶内不均質性は,逆行変成作用の際に方解石と流体の間で部分平衡を示す可能性がある。方解石は,四つの分析試料のうちの一つで苦土橄檻石との酸素同位体平衡にあり,六つの分析試料のうちドロマイトとは平衡になく,二つの分析試料のうちどちらも石英とは平衡にない。分析試料の平衡からの隔たりの程度は変化し,しばしば,少なくとも部分的に,逆行流体-岩石反応の際に方解石のδ18O変化に関係する。鉱物のin situサブ粒子規模の炭素と酸素の同位体分析は,変成岩石学への安定同位体地球化学の一般的適用に示唆を与える。サブmmスケールの安定同位体データの画像との相関性は,変成作用の際の反応動力学,反応流体流動,熱史の理解改善をもたらす。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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同位体地質学 

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