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J-GLOBAL ID：201002286747268022   整理番号：10A0703724

p53の基礎動態はサイクリング細胞において転写性に減衰するパルスを明らかにする

Basal Dynamics of p53 Reveal Transcriptionally Attenuated Pulses in Cycling Cells

著者 (4件)： LOEWER Alexander (Dep. of Systems Biology, Harvard Medical School, Boston, MA 02115, USA) ,  BATCHELOR Eric (Dep. of Systems Biology, Harvard Medical School, Boston, MA 02115, USA) ,  GAGLIA Giorgio (Dep. of Systems Biology, Harvard Medical School, Boston, MA 02115, USA) ,  LAHAV Galit (Dep. of Systems Biology, Harvard Medical School, Boston, MA 02115, USA)
資料名： Cell (Cambridge, Mass.)  (Cell (Cambridge, Mass.))
巻： 142  号： 1  ページ： 89-100  発行年： 2010年07月09日 
JST資料番号： A0707B  ISSN： 0092-8674  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腫瘍抑制因子p53はストレスにより活性化し,アポトーシスおよび細胞周期停止などの細胞転帰を導く。細胞が確実に損傷に対して適切に反応するようにするには,その活性化は極めて感受性が高くなければならない。しかし増殖性細胞は,細胞周期停止またはアポトーシスが好ましくないと思われる正常な増殖時に一過性の損傷に遭遇することが多い。p53経路はどのように内因性損傷に対する高感受性と耐性との間の正しいバランスを達成するのであろうか。著者らは,個々のヒト細胞の定量的微速度顕微鏡法を用いて,増殖性細胞が,内因性DNA損傷と関連する細胞周期段階において興奮性機構により誘発されるp53の自発的パルスを示すことを見出した。しかし,維持的な損傷の非存在下で,翻訳後修飾はp53を不活性に保ち,p21発現誘導および細胞周期停止から保護する。個々の細胞において基礎動態を定量化する著者らのアプローチは,ヒト細胞の他の経路が雑音の多い環境においてどのように感受性を達成するのかを調べるために用いることができる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *p53タンパク質 ,  *翻訳後修飾 ,  *細胞周期 ,  癌抑制遺伝子 ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  二本鎖DNA切断 ,  上皮細胞 ,  酵素阻害剤 ,  MCF7細胞 ,  エーテル ,  脂肪酸 ,  ラクトン ,  ジエン ,  エノン ,  ジケトン ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： JW1521 ,  HCT116細胞 ,  MCF10A細胞 ,  p21遺伝子

分類 (3件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞分裂・増殖  (EF02020D) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (3件)： RO-3306 ,  ウォルトマンニン ,  ネオカルジノスタチン

タイトルに関連する用語 (7件)： p53 ,  基礎 ,  サイクリング ,  細胞 ,  転写性 ,  減衰 ,  パルス