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J-GLOBAL ID:201002286800358217   整理番号:10A0764264

連続的有機分子触媒反応によるα,β-不飽和アルデヒドの不斉形式的トランス-ジヒドロキシル化とトランス-アミノヒドロキシル化

Asymmetric Formal trans-Dihydroxylation and trans-Aminohydroxylation of α,β-Unsaturated Aldehydes via an Organocatalytic Reaction Cascade
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資料名:
巻: 132  号: 26  ページ: 9188-9196  発行年: 2010年07月07日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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触媒量の2-[ビス(3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル(トリメチルシロキシ)メチル]ピロリジンを用い,ジクロロメタン中トランスα,β-不飽和アルデヒドを過酸化水素で処理し,その後ナトリウム メトキシドを加えると,1ポットでトランス2,3-ジヒドロキシアルデヒドのジメチルアセタール体が好収率かつ95%以上の不斉選択性で得られた。反応はアルキル置換不飽和アルデヒドのみならず芳香族不飽和アルデヒドでも進行した。過酸化水素の代わりにTsNHOTsを用いると,同様な高い選択性でアルキル基,ヒドロキシル基,メトキシ基の3つの立体化学がトランスに制御された3-置換-2-(メトキシ)アゼチジン-3-オールが得られた。しかし,芳香族不飽和アルデヒドの場合,TsNHOTsの分解が早く反応が進行しなかった。ジヒドロキシ体の絶対構造はカーボネートに導き既知物との比較により行った。アゼチジン体はフタル酸エステル塩としX線結晶構造解析で決定した。生成物のアルデヒドジメチルアセタールおよびアゼチジンは酸加水分解により,それぞれ2,3-ジヒドロキシアルデヒドおよび2-ヒドロキシ-3-アミノアルデヒドへと導く事が出来た。これらを用い,連続した不斉アルコキシ置換基を持つ化合物,例えばD-3-アミノアロース誘導体の合成に応用した。フォルミル基の酸素原子に18Oラベルしたエポキシアルデヒドをメトキシドで処理すると2位のヒドロキシル基にラベルが移った。この事から,本反応は触媒とアルデヒドから生成したイミニウムカチオンに不斉選択的に過酸化水素が付加し,生成したエポキシアルデヒドにメトキシドアニオンが攻撃した後,Payne反応型にエポキシドを開裂させトランスジオールを生成したものと考察した。
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分類 (2件):
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酸化,還元  ,  脂肪族アルデヒド 
タイトルに関連する用語 (5件):
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