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J-GLOBAL ID：201002286803606890   整理番号：10A0284700

水可溶性クロスβ構築の最小化デザイン

Minimalist design of water-soluble cross-β architecture

著者 (3件)： BIANCALANA Matthew (Univ. Chicago, IL) ,  MAKABE Koki (Univ. Chicago, IL) ,  KOIDE Shohei (Univ. Chicago, IL)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 8  ページ： 3469-3474  発行年： 2010年02月23日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 繊維形成性ペプチド類の交叉β構造に比較解析から,各βシート層のβ-鎖に沿って走る疎水的残基のラダーを見つけ,それが交叉β-モチーフの最少構成成分であることを同定した。アルツハイマーのアミロイドβペプチドからデザインされた疎水的残基からなる単一ラダーを大きなβ-シートタンパク質上に移植してみたところ,交差β構築を持った二量体タンパク質が形成し,それらは依然として水可溶性のままであることが,溶液分析ならびにX線結晶構造解析から明らかになった。以上の結果から,交差βモチーフは水可溶性ポリペプチド内での安定な構造であり,速やかにデザインすることが可能なものである。本研究を通じて,交差-β構造にアクセスするための新たなルートが開かれるとともに,タンパク質デザインの限界が広がったと考えられる。

シソーラス用語： 水溶性 ,  *β構造 ,  会合 ,  繊維 ,  Alzheimer病 ,  *アミロイドβタンパク質 ,  高次構造 ,  *構造設計 ,  外膜タンパク質 ,  サイズ排除クロマトグラフィー ,  X線回折 ,  X線構造解析 ,  分子設計 ,  二量化
準シソーラス用語： 自己会合 ,  ospA蛋白質 ,  X線結晶構造解析

分類 (1件)： 分子構造  (EB03020Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： 水可溶性 ,  構築 ,  最小化 ,  デザイン