抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高知県の精英樹は次代検定林を設定して品種特性を評価している。次代検定林35林分のうち2林分の現状について毎木調査するとともに,スギ精英樹90系統において15年次調査で相対評価の高かった「高岡6号」,「土佐1号」,「安芸104号」および「安芸10号」クローン系統の伐倒木を対象に材質特性調査を行なった。丸太の動的ヤング率は,「高岡6号」>「安芸10号」>「土佐1号」≒「安芸104号」の順に低くなった。系統と関係なく元玉のヤング率は,2番玉,3番玉より低い傾向を示した。年輪幅が狭いほど動的ヤング率は高い傾向にあったが,ヤング率に影響する因子は不明であった。応力波測定装置FAKOPPによる立木の応力波伝搬速度と,伐倒木でのFFTアナライザーを用いたタッピング法の値には比較的高い正の相関関係が認められた。