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J-GLOBAL ID:201002286916362637   整理番号:10A0996072

高北緯度における大気組成と化学に及ぼす汚染の影響:北方及びカリフォルニア森林火災エミッション

Pollution influences on atmospheric composition and chemistry at high northern latitudes: Boreal and California forest fire emissions
著者 (22件):
資料名:
巻: 44  号: 36  ページ: 4553-4564  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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2008年のNASA ARCTAS(航空機及び衛星による北極域対流圏組成の研究)航空機観測キャンペーン中に,高北緯度において春(ARCTAS-A)及び夏(ARCTAS-B),及びカリフォルニアにおいて夏(ARCTAS-CARB)に実施された観測で得られたガス・エアロゾルの詳細な組成データを解析した。ARCTASキャンペーン中のバイオマス燃焼の影響は広範囲にわたっていた。2000~2009年のMODISデータから,2008年は2番目に多いシベリアの火災スポット数,及びより通常のカナダ北方森林の火災シーズンを示した年であったことが示された。地表近くの春の北極域の大気は高濃度の硫酸塩で示されるように,強い人為的なシグネチャーを含んでいた。春と夏の両方で,北極域に輸送されてきた汚染プルームの大部分はヨーロッパ及びアジア起源であり,中高度及び高高度の対流圏で見いだされ,森林火災と都市域の影響の混合されたものを含んでいた。高緯度対流圏のガス・エアロゾル組成は春と夏の両方において,すべての高度において強く擾乱を受けていた。反応性窒素の収支はPANを主要な成分として均衡を保っていた。中高度から高高度において採取した個々の汚染プルームの多くは,そして都市域の影響を受けて混合したプルームではオゾン濃度が高かったが(ΔO<sub>3</sub>/ΔCO=0.11±0.09 v/v),高緯度対流圏におけるオゾンの平均濃度はほとんど擾乱を受けなかった(<5ppbv)。北方及びカリフォルニア森林火災のエミッションと光学的性質を定量化した結果,両者の火災はそれらの結果について大まかに同程度であった。カリフォルニア州南部沿岸のAir Basin域についてのARCTAS-CARBデータから誘導された温室効果ガスエミッションの推定から,CO<sub>2</sub>とN<sub>2</sub>Oについては州のインベントリーと良好な一致を示すが,CH<sub>4</sub>については顕著に大きなエミッションが示された。輸送と化学の多重モデエルによるシミュレーションは,高緯度における過小推定の傾向があるものの,全体として観測結果と整合性を持つことが分かった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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粒状物調査測定  ,  気圏環境汚染  ,  対流圏・成層圏の地球化学  ,  放射,大気光学 

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