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J-GLOBAL ID：201002286944944455   整理番号：10A0287596

Ranを過剰発現するとT細胞応答の減少を引き起こしc-Junとc-Fosの核でのレベルを選択的に調節する

Ran Overexpression Leads to Diminished T Cell Responses and Selectively Modulates Nuclear Levels of c-Jun and c-Fos

著者 (4件)： QIAO Xiaoying (Univ. Montreal, Quebec, CAN) ,  PHAM Diep Ngoc Thi (Univ. Montreal, Quebec, CAN) ,  LUO Hongyu (Univ. Montreal, Quebec, CAN) ,  WU Jiangping (Univ. Montreal, Quebec, CAN)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 8  ページ： 5488-5496  発行年： 2010年02月19日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Ras関連核蛋白質(Ran)の機能を検討した。個体発生の各段階でRanは胸腺皮質や脾白髄などの様々な臓器・組織で高発現していた。T細胞を活性化するとRanが誘導された。Ranトランスジェニックマウスの免疫系において,TCR活性化でのT細胞の活性化が促進され,リンホカイン分泌と増殖が増加し,遅延型過敏症を起こしにくくなった。PMAやイオノマイシンの刺激で起こるT細胞の核でのAP1(c-Junとc-Fosの複合体)蓄積がRan高発現で障害されたが,NFκBの蓄積に影響なかった。したがって,RanはT細胞活性化を調節することが示され,その機構にAP1の核蓄積が関与していることが示唆された。

シソーラス用語： *GTP結合タンパク質 ,  トランスジェニックマウス ,  DNA結合タンパク質 ,  Fosタンパク質 ,  AP-1因子 ,  遅延型アレルギー ,  生体内分布 ,  胸腺 ,  脾臓 ,  インターロイキン2 ,  インターロイキン4 ,  インターフェロンγ ,  細胞増殖 ,  ゲル電気泳動 ,  エノール ,  カルボン酸 ,  ジエン ,  酸素複素環化合物 ,  エノン ,  ポリオール ,  脂肪酸 ,  四環ジテルペン ,  カルボン酸エステル ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン ,  *T細胞
準シソーラス用語： *Tリンパ球 ,  c-Fos ,  c-Jun ,  EMSA法 ,  *Ran

分類 (2件)： 免疫反応一般  (ED03010T) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (2件)： イオノマイシン ,  PMA

タイトルに関連する用語 (7件)： Ran ,  過剰発現 ,  T細胞応答 ,  c-Jun ,  c-Fos ,  核 ,  調節