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J-GLOBAL ID：201002286996468902   整理番号：10A1085649

アルカリ抽出-高速液体クロマトグラフ法による土壌臭素の全量定量

Quantification of total bromine content in soil by alkali extraction and high performance liquid chromatography

著者 (6件)： 山田秀和 (京都府大 大学院生命環境科学研究科) ,  尾崎麻衣 (京都府大 大学院農学研究科) ,  川村悠子 (京都府大 大学院農学研究科) ,  下斗米亜美 (京都府大 農) ,  矢内純太 (京都府大 大学院生命環境科学研究科) ,  山崎慎一 (東北大 大学院環境科学研究科)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 81  号： 5  ページ： 499-503  発行年： 2010年10月05日 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 臭素は植物の必須元素ではなく,また農作物に残存した場合人体への影響も懸念されることから,様々な生活製品に添加されている臭素による環境汚染が懸念される。このため臭素の土壌動態に関する知見は重要であるが,感度,共存物による妨害等分析法は確定していない。そこで本研究ではECD-GC法から紫外検出-高速液体クロマトグラフ法への改良を行い,土壌分析への応用を検討した。この結果,土壌をアルカリ抽出して分離した臭素を3-ペンタノンとの臭素誘導体とし,吸光度検出-高速液体クロマトグラフ法により定量する分析法を確立した。また土壌標準試料4点を用いて検証した結果,参考値と良く一致し,繰り返し精度は5.6~8.9%だった。

シソーラス用語： *高速液体クロマトグラフィー ,  *土壌物質動態 ,  *臭素 ,  ハロゲン ,  *定量的分析 ,  土壌分析
準シソーラス用語： ハロゲン元素

分類 (2件)： 土壌化学  (FB04040C) ,  液体クロマトグラフィー  (CC04014L)

物質索引 (2件)： 2-ブロモ-3-ペンタノン ,  3-ペンタノン

引用文献 (9件)：

• BOWEN, H. J. M. ed. Environmental chemistry of the elements. 1979
• FRANKENBERGER, W. T. Jr. Bromine, chlorine, & fluorine. Chemical Methods. 1996, 833-867
• 三橋隆夫. ガスクロマトグラフィーによる穀物中の総臭素定量法. 食品衛生学雑誌. 1986, 28, 130-135
• National Research Center, China. Certificated values of soil reference materials. 1990
• 田辺信介. 臭素系難燃剤による環境汚染. 科学. 2008, 78, 747-753

タイトルに関連する用語 (4件)： アルカリ抽出 ,  高速液体クロマトグラフ法 ,  土壌 ,  臭素