抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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科学技術の発展に伴って生活水準は飛躍的に向上したが,一方で環境問題など負の側面も生じ,科学技術は社会的合理性を必要とするようになってきた。そのため研究者と一般市民が科学技術に対する知識を共有し,理解を深めるため,双方向コミュニケーションとしてのパブリックアウトリーチ活動が必要になっている。しかし具体的な活動には各種の現実的な制約がある。本文ではこの解決のため,いろいろな方面で多用されつつあるWebサイトを利用したアウトリーチ手法の開発について紹介した。科学技術は複雑,抽象的であり,一方Web対象者の属性も多様である。従って個個のWebサイトでいきなり情報の詳細を知るというより,興味に応じて段階的に進行できるように,双方向Webの形を採った。約80名の被験者による評価実験も行い,Web構成に対する知見を得た。人人の意見を集めるためにWebアンケートに頼るが,できるだけ精確な結果を得るため工夫を施しており,これらについて紹介した。