文献

J-GLOBAL ID：201002287125518214   整理番号：10A1328052

ヒトDC-SIGNへの高親和性糖重合体結合およびHIVエンベロープ糖蛋白質とDC-SIGN相互作用の破壊

High-Affinity Glycopolymer Binding to Human DC-SIGN and Disruption of DC-SIGN Interactions with HIV Envelope Glycoprotein

著者 (7件)： BECER C. Remzi (Univ. Warwick, Coventry, GBR) ,  GIBSON Matthew I. (Univ. Warwick, Coventry, GBR) ,  GENG Jin (Univ. Warwick, Coventry, GBR) ,  ILYAS Rebecca (Univ. Warwick, Coventry, GBR) ,  WALLIS Russell (Univ. Leicester, Leicester, GBR) ,  MITCHELL Daniel A. (Univ. Warwick, Coventry, GBR) ,  HADDLETON David M. (Univ. Warwick, Coventry, GBR)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 43  ページ： 15130-15132  発行年： 2010年11月03日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 複雑な炭水化物と蛋白質の非共有相互作用はヒト免疫など多くの素過程を駆動する。ここで,ヒトDC-SIGN(樹状細胞特異的ICAM-3結合ノンインテグリン)とマンノース含有糖重合体の相互作用およびDC-SIGNとHIVエンベロープ糖蛋白質gp120相互作用を阻害する効果について,多チャンネル表面プラズモン共鳴(MC-SPR)によって調べた。数平均重合度58のマンノースとガラクトース(0-100%)共重合体を,銅媒介リビングラジカル重合とアジド-アルキン環化付加反応によって合成した。その結果,マンノース含有率の高い糖重合体ほど効果的にヒト樹状細胞関連レクチン(DC-SIGN)とウイルス外被糖蛋白質gp120の相互作用を妨げた。この方法はHIV感染機構と治療への新しい洞察を与えるかも知れない。

シソーラス用語： 糖タンパク質 ,  *CD抗原 ,  *レクチン ,  膜貫通タンパク質 ,  *ウイルスタンパク質 ,  糖鎖 ,  分子間相互作用 ,  作用 ,  抑制 ,  プラズマ共鳴 ,  環状付加 ,  リビングラジカル重合 ,  解離定数 ,  毒性試験 ,  濃度 ,  ヘキソース ,  アルドース
準シソーラス用語： *DC-SIGN ,  *HIVエンベロープ蛋白質gp120 ,  Huisgen環状付加反応 ,  IC50 ,  SPR ,  炭水化物鎖 ,  抑制効果

分類 (3件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  糖質・糖鎖一般  (EB06010I) ,  抗原・抗体・補体の生化学  (ED04020L)

物質索引 (2件)： ガラクトース ,  マンノース

タイトルに関連する用語 (8件)： ヒト ,  親和性 ,  糖重合体 ,  HIV ,  エンベロープ糖蛋白質 ,  DC-SIGN ,  相互作用 ,  破壊