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J-GLOBAL ID:201002287175112723   整理番号:10A0780129

不凍水含量は0°C以下の微生物呼吸の温度依存性を緩和する

Unfrozen water content moderates temperature dependence of sub-zero microbial respiration
著者 (3件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 1396-1407  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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0°C以下の土壌呼吸の温度感受性の突然の上昇は,液状の水の供給性のような他の互いに依存する環境制御の顕著な変化として説明されてきた。不凍水含量の測定が困難であるので,不凍水含量と0°C以下の温度での土壌呼吸の間の関係はまだほとんど注目されていなかった。最近開発された半固体2HNMR技術を用いて,季節によって凍結する寒帯の森林土壌に存在する不凍水の含量を定量化し,-0.5と-8°Cの間の温度に維持した室内ミクロコスム内で生物的CO2流出へ関連付けた。両土壌において不凍水含量は温度と指数関係を持ち,浸透能を持つKCl溶液の添加で増加した。不凍水によって土壌呼吸の依存性を脱却するためには約13%の不凍水が必要であった。土壌溶液の浸透能に依存して,この不凍水含量の閾値は温度と関連し-6°Cへ低下した。しかしCO2流出を温度で予測できれば,温度感受性の突然の変化を示さなかった-1500kPaのKClで改良した土壌を除いて,CO2流出の温度感受性の突然の上昇は-2°Cで起こると思われた。KCl添加はまた,凍結しない土壌中の土壌呼吸の値と比較してそれぞれ100および3のファクターでQ10値および活性化エネルギー(Ea)低下の影響を示した。閾値温度とKCl添加後のQ10値および活性化エネルギーの低下間の不一致は,0°C以下の土壌呼吸で働く温度に対する環境制御としての不凍水の利用性の重要性を示す。しかし,土壌に不安定なC(スクロース)を十分与えたときにこの重要性は消失し,呼吸の基質とガスの溶解性および拡散性を結びつける他の環境制御の影響が増加すると思われる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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