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J-GLOBAL ID:201002287189291698   整理番号:10A0677130

アミロイド-β1-42ペプチドに高い結合親和性をもつ脂質ベースナノ粒子

Lipid-based nanoparticles with high binding affinity for amyloid-β1-42 peptide
著者 (12件):
資料名:
巻: 31  号: 25  ページ: 6519-6529  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Alzheimer病(AD)において変則的な量で形成される神経毒性β-アミロイドペプチド(Aβ)は,モノマとして放出され,その後凝集されて,疾患脳でオリゴマ,線維およびプラークを形成する。Aβ凝集物はADの治療および/または診断の可能性としての標的として考慮される。ナノ粒子(NP)はイメージングプローブや治療剤のための有望担体なので,高親和性で,Aβ1-42を標的化するよう官能化した2種類のNP(リポソームと,それぞれ平均サイズ145nmおよび76nmの固形脂質ナノ粒子)を作成し,性質決定した。予備的免疫染色研究は,アニオン性りん脂質[ホスファチジン酸(PA)およびカルジオリピン(CL)]を好適なAβ1-42リガンドとして同定した。プレーンではなく,PA/CL官能化NPは,結合反応が溶液中で発生する超遠心実験と,NPが固定化Aβ1-42に流れる表面プラズモン共鳴(SPR)実験で示されたように,Aβ1-42凝集物と相互作用した。これらすべての実験は緩衝生理食塩水で実施した。SPR研究では,NP表面に曝露した場合,PA/CLはおそらくAβ由来のPA/CL NPの解離を顕著に減少させる多価相互作用の発生のため,Aβ1-42線維(22~60nm)に非常に高い親和性を示した。注目に値するのは,PA/CL NPはウシ血清アルブミンには結合しなかったことである。本研究で述べたPA/CL NPは,Aβに対して報告された限りで最も高い親和性を有していた。これらの特性により,このNPは,適切な動物モデルで検証される可能性としての新規の診断および治療分子の標的化デリバリーのための非常に有望なベクターとなる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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医用素材  ,  生物薬剤学(基礎) 
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