抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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PCBの同定および定量の手間を簡略化し,かつ,結果の信頼性を高めることを目的として,PCBの一部の化合物のみを測定対象とし,そのデータから全PCB濃度を算出する手法を開発した。日本で工業的に製造されたPCBは主に鐘淵化学工業(株)の4製品であり,他社製品も含めてPCB組成の観点からは4種のカネクロールでPCB商品を代表可能である。実際の試料において,4製品中のPCB組成を統計的に特徴付けられる13成分のみを測定し,得られたデータに対して線形重回帰分析を行い,当該試料中の4製品の混合比を求め,すでに判明している4製品中のPCB209成分の組成比により試料中の全PCB濃度を算出できる。13成分計算法により得られた全PCB濃度と,209成分の積算による全PCB濃度の比較を図に示したが,両者はよく一致している。