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J-GLOBAL ID:201002287325584840   整理番号:10A0127383

Cu2O-ZnO複合オパールの作製と光学特性

Fabrication and optical properties of Cu2O-ZnO composite opal
著者 (10件):
資料名:
巻: 98  号:ページ: 467-472  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: D0256C  ISSN: 0947-8396  CODEN: APHYCC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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電着による二段階テンプレート法によりCu2O-ZnO複合オパールを作製し,その光学特性をCu2O/ZnO二層膜とCu2O膜のそれと比較した。直径が数100nmのポリスチレン(PS)球をITO膜上に堆積してコロイド結晶テンプレートとし,電解溶液に浸してZnOをPS球の隙間に電着した。PS球を除去してボイドにし,ZnO逆オパールとし,さらに電着によりCu2Oをボイドに満たして複合オパールを作製した。X線回折により,試料はZnOとCu2Oの二相からなり,Cu2Oの粒径は30nmであることが分かった。FESEMにより電子顕微鏡観察をすると,ボイド間の距離は350nmでPS球のサイズと矛盾がなかった。また,ボイドの半数がCu2Oで満たされ,残りは空いたままであることが観察された。屈折率には文献値を,周期は実験値を用いてフォトニックバンド構造および透過スペクトルを,ZnO逆オパールとCu2O-ZnO複合オパールについて計算した。禁制光学バンドギャップまたはストップバンド位置が,それぞれ0.725および1.34μmであることが分かった。吸収スペクトルを測定すると,Cu2O-ZnO複合オパールでは,Cu2O/ZnO二層膜とCu2O膜に比べ,吸収が増加していることが分かった。さらに複合オパールではCu2Oが満たされていないZnO逆オパールによる0.725μmの位置の吸収ピークがあることも分かった。Arレーザの514.5nmの励起による光ルミネセンス(PL)を測定すると,Cu2Oの近バンド放出による1.96eVオレンジバンドと深い捕捉準位による赤バンドが現れ,Cu2O/ZnO二層膜とCu2O膜に比べ,PL強度は強かった。膜の前方照射ではZnO逆オパールの影響により,後方照射の場合に比べ0.725μmの位置でPL強度は弱くなっているのがわかった。
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分類 (3件):
分類
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酸化物薄膜  ,  コロイド化学一般  ,  半導体のルミネセンス 
タイトルに関連する用語 (5件):
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