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J-GLOBAL ID:201002287534923660   整理番号:10A1122040

南西日本の皆伐後における成熟ヒノキ(Chamaecyparis obtusa Endl.)人工林の土壌種子バンク類および二次遷移の初期プロセス

Soil seed banks in a mature Hinoki (Chamaecyparis obtusa Endl.) plantation and initial process of secondary succession after clearcutting in southwestern Japan
著者 (4件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 316-327  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: L2720A  ISSN: 1341-6979  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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針葉樹人工林皆伐後の二次遷移プロフィルを描くために,南西日本における成熟ヒノキ人工林皆伐後の土壌種子バンクの組成および植生回復のプロセスを調べた。二つの研究プロットを設定し,皆伐前の1999年4月に,それぞれ25と26の土壌サンプル(20cm × 30cm × 5cm深)を収集した。実生発芽法を用いて,42~44の植物種における500~839/m2の埋もれた生存可能な種子を検出した。両プロットの土壌種子バンクには典型的な先駆種が含まれていたが,いくらかの後期遷移種も含まれていた。1999年6月の人工林皆伐後に,苗立ちを4年間,および植生の組成を6年間調査した。半分以上の苗が二年目に出現し,苗立ちのために皆伐のタイミングが重要である可能性を示唆した。皆伐後17植物種が消失し,40植物種が保持され,43植物種が皆伐後新規に出現した。新規に出現した植物種のほとんどは土壌種子バンクに由来する先駆種であった。Rubus crataegifolius(キイチゴ属)が典型である先駆種中の7植物種は,皆伐後3年目からクローン成長を示した。ニホンカモシカは主要な先駆種の苗を食べ,二次遷移のプロセスに影響している可能性があった。モミのような後期遷移種は被覆度が低下し,あるいは皆伐後に消失した。これらの結果は,後期遷移種の回復に対して,土壌種子バンクが主要な貢献をしていることを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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森林の人工更新 
引用文献 (32件):
  • BRAUN-BLANQUET, J. Pflanzensoziologie. 1964
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