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J-GLOBAL ID：201002287673011004   整理番号：10A1528132

生分解性プラスチックの物性向上と量産化技術の開発(第2報)

著者 (4件)： 大江和希 (奈良県工技セ) ,  植村哲 (奈良県工技セ) ,  足立茂寛 (奈良県工技セ) ,  安田則彦 (奈良県工技セ)
資料名： 奈良県工業技術センター研究報告  (Report of Nara Prefectural Institute of Industrial Technology)
号： 36  ページ： 15-18  発行年： 2010年06月30日 
JST資料番号： G0952A  ISSN： 1346-0749  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリ乳酸の耐熱性および成形加工性の向上を目指して,耐熱性の高さ,柔軟性の高さ,ポリ乳酸との相溶性の良さ,を考慮して,モディパー(ポリオレフィン-ビニル系グラフトポリマ),ボンドファスト(特殊エチレン系コポリマ),タフテック(水添スチレン系熱可塑性エラストマ)をブレンドして,曲げ弾性率の変化,貯蔵弾性率の挙動について検討した。ポリ乳酸:樹脂=60:40の比率で混練した処,室温での曲げ弾性率の低下が見られ,柔軟性は向上するものの,ポリ乳酸のガラス転移点に於ける貯蔵弾性率の著しい低下を抑えることはできず,耐熱性の向上にはつながらなかった。ブレンド樹脂が海(ポリ乳酸)-島構造を採ったために,ポリ乳酸の性質が大きく現れたと考えられた。今後はブレンド比率を変えて検討する予定である。

シソーラス用語： *生分解性高分子 ,  *ポリ乳酸 ,  *耐熱性 ,  *成形性 ,  *改良 ,  大量生産 ,  技術開発 ,  添加剤 ,  *添加物効果 ,  ポリオレフィン ,  カルボン酸エステル ,  カルボン酸無水物 ,  グラフト共重合体 ,  水素化ポリブタジエン ,  ポリスチレン ,  ポリマブレンド ,  弾性係数 ,  動弾性係数 ,  柔軟性 ,  ガラス転移点 ,  島状構造 ,  不飽和脂肪酸 ,  オレフィン化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  脂肪族カルボン酸 ,  不飽和カルボン酸 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： 改質剤 ,  海島構造 ,  曲げ弾性率 ,  *成形加工性 ,  貯蔵弾性率

分類 (4件)： 高分子廃棄物処理  (YH01020W) ,  ポリエステル,アルキド  (YH07070P) ,  その他の添加剤,配合薬品,副資材  (YH05070B) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

物質索引 (3件)： アクリル酸エチル ,  メタクリル酸グリシジル ,  無水マレイン酸

引用文献 (6件)：

• 下原伊智朗, 田平公孝, 大橋俊彦: ポリ乳酸成形品の結晶化と熱的特性, 広島県西部工業技術センター研究報告, No.46(2003)
• 上田一恵: プラスチックスエージ, Vol.49, No.4,(2003), 132
• 高橋治雄, 石田亘広, 木村良晴ら: 最新ポリ乳酸の改質・高機能化と成形加工技術,(株) 技術情報協会,(2007)
• 中条 澄: ポリマー系ナノコンポジット--基礎から最新展開まで, 工業調査会,(2003)
• 岡本 正巳: ポリマー系ナノコンポジットの新技術と用途展開, シーエムシー出版,(2004)

タイトルに関連する用語 (4件)： 生分解性プラスチック ,  物性 ,  量産 ,  開発