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J-GLOBAL ID：201002287755928518   整理番号：10A1610643

高度に保存されたチロシンはロドプシンの活性状態を安定化する

Highly conserved tyrosine stabilizes the active state of rhodopsin

著者 (9件)： GONCALVES Joseph A. (Stony Brook Univ., NY) ,  SOUTH Kieron (Univ. Essex, Essex, GBR) ,  AHUJA Shivani (Stony Brook Univ., NY) ,  ZAITSEVA Ekaterina (Albert-Ludwigs-Univ., Freiburg, DEU) ,  OPEFI Chikwado A. (Univ. Essex, Essex, GBR) ,  EILERS Markus (Stony Brook Univ., NY) ,  VOGEL Reiner (Albert-Ludwigs-Univ., Freiburg, DEU) ,  REEVES Philip J. (Univ. Essex, Essex, GBR) ,  SMITH Steven O. (Stony Brook Univ., NY)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 46  ページ： 19861-19866  発行年： 2010年11月16日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ロドプシンにおける光反応性発色団はレチナールの11-シス-異性体であり,Lys296に共有結合している。ロドプシンにおける11-シス-レチナール発色団の光誘導性異性化は,第二細胞外ループ(EL2)の置換と膜貫通ヘリックスH5,H6およびH7の運動の引き金になり,それが活性中間体メタロドプシンII(Meta II)へ導く。本論文は,これら3種のヘリックスを含むイオンロック領域における分子接触を標的とする固体NMR測定に関する。その結果Arg135^3.50とMet257^6.40の接触はMeta II内で形成され,H6の外転と暗状態のGlu134^3.49-Arg135^3.50-Glu247^6.30イオンロックの破損とを誘導することを示した。またTyr223^5.58およびTyr306^7.53がMet257^6.40と分子接触を形成した。これらの結果はイオンロック領域のオプシン結晶構造が受容体の活性状態を反映していることを示唆する。さらにアミノ酸置換変異実験より,Meta IIにおけるTyr223^5.58およびAla132^3.47が活性状態のヘリックスH5を安定化し,Y223F変異がEL2における構造変化と共役することを示した。

シソーラス用語： 異性体 ,  *ロドプシン ,  反応性 ,  発色団 ,  光異性化 ,  膜貫通タンパク質 ,  分子間相互作用 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  酵素活性化 ,  活性化 ,  距離 ,  アミノ酸 ,  フェノール類 ,  第一アミン ,  脂環式化合物 ,  ビタミンA ,  不飽和アルデヒド ,  ポリエン
準シソーラス用語： *イオンロック ,  イソマー ,  *メタロドプシンII ,  固体NMR ,  光反応性 ,  分子相互作用 ,  膜貫通ドメイン ,  分子間距離

分類 (3件)： 細胞膜の受容体  (EF04030C) ,  視覚  (EJ13020B) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (2件)： チロシン ,  レチナール

タイトルに関連する用語 (4件)： 保存 ,  チロシン ,  ロドプシン ,  安定化