文献

J-GLOBAL ID：201002287811073709   整理番号：10A1153767

エポキシ樹脂の接着性向上

著者 (1件)： 長谷川喜一 (利昌工業)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 46  号： 11  ページ： 414-422  発行年： 2010年11月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 架橋系の柔軟・強靭化による接着性および耐ヒートクラック性の向上,硫黄原子の導入に伴う分子間相互作用の増加による難接着性金属への接着性向上について述べた。架橋系の柔軟化,強靭化については,エポキシ樹脂や硬化剤の官能基数を下げ,官能基間の分子量を大きくする手法がとられている。水添テルペンフェノールグリシジルエーテル化合物を用いたエポキシ樹脂,フェノールアラルキル型硬化剤やインデン系オリゴマー添加の例を紹介し,接着強度や耐ハンダリフロー性の改善について説明した。又,極性基の導入としてエポキシ化リグノフェノールを配合した場合の接着強度の向上とその理由を述べた。次に,硫黄原子の導入として,硫黄を含むエポキシ樹脂や硬化剤の使用,含硫黄ポリエステル,ポリチオエステル,硫黄の添加について,銅との接着性などその効果を紹介した。

シソーラス用語： *エポキシ樹脂 ,  架橋【高分子】 ,  柔軟性 ,  非極性 ,  架橋度 ,  テルペノイド ,  架橋剤 ,  リフロソルダリング ,  多価フェノール ,  極性 ,  含硫黄重合体 ,  接着強さ ,  添加剤 ,  硫黄 ,  メルカプト基 ,  有機硫黄化合物 ,  難燃性 ,  銅 ,  濃度勾配 ,  硬化促進剤
準シソーラス用語： インデン類 ,  ヒートクラック ,  ポリチオエステル ,  リグノフェノール ,  界面相互作用 ,  官能基 ,  *接着性

分類 (3件)： エポキシ樹脂  (YH07040I) ,  接着剤の性質・試験  (YK02000Q) ,  高分子の反応一般  (CG03001G)

引用文献 (32件)：

• 1) ヤスハラケミカル株式会社, 特開2008-75061.
• 2) 日立化成工業株式会社, 特開2010-100678.
• 3) 日立化成工業株式会社, 特開2010-90275.
• 4) 日立化成工業株式会社, 特開平10-265650.
• 5) 東芝ケミカル株式会社, 特開平9-25332.

タイトルに関連する用語 (2件)： エポキシ樹脂 ,  接着性