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J-GLOBAL ID：201002287831490446   整理番号：10A0965193

ヒトの血液中のエチレンオキシド,プロピレンオキシド,アクリロニトリル,アクリルアミド,及びグリシドアミドのヘモグロビン付加体の同位体希釈GC/NCI-MS/MSによる同時定量

Simultaneous quantification of haemoglobin adducts of ethylene oxide, propylene oxide, acrylonitrile, acrylamide and glycidamide in human blood by isotope-dilution GC/NCI-MS/MS

著者 (5件)： SCHETTGEN T. (Inst. for Occupational and Social Medicine, Medical Fac., RWTH Aachen Univ., Pauwelsstrasse 30, D-52074 Aachen, DEU) ,  SCHETTGEN T. (Inst. and Outpatient Clinic of Occupational, Social and Environmental Medicine, Univ. of Erlangen-Nuremberg ...) ,  MUELLER J. (Inst. and Outpatient Clinic of Occupational, Social and Environmental Medicine, Univ. of Erlangen-Nuremberg ...) ,  FROMME H. (Bavarian Health and Safety Authority, Dep. of Environmental Health, Veterinaerstrasse 2, D-85764 Oberschleissheim, DEU) ,  ANGERER J. (Res. Inst. of Occupational Medicine (BGFA), German Social Accident Insurance (DGUV), Ruhr-University Bochum ...)
資料名： Journal of Chromatography B  (Journal of Chromatography B)
巻： 878  号： 27  ページ： 2467-2473  発行年： 2010年10月01日 
JST資料番号： W0571A  ISSN： 1570-0232  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヘモグロビン付加体は,発ガン性物質への累積暴露の非常に価値あるバイオマーカーである。本研究では,職業上,及び環境上の重要な発ガン物質の5種のヘモグロビン付加体の同時定量のための分析法を開発し,応用した。N-末端付加体は,改変Edman法に従ってペンタフルオロフェニルチオヒダントイン誘導体としてガスクロマトグラフィーによって定量し,その後,グリシドアミドの付加体N-(R,S)-2-ヒドロキシ-2-カルバモイルエチルバリン(GAVal)のアセトン化を行った。自己合成標識内部標準と負の化学イオン化を利用するタンデム質量分析との組み合わせによって,本研究の高度の正確度と感度の両方が保証された。N-2-ヒドロキシエチルバリン(HEVal),N-(R,S)-2-ヒドロキシプロピルバリン(HPVal),N-2-カルバモイルエチルバリン(AAVal),及びN-(R,S)-2-ヒドロキシ-2-カルバモイルエチルバリン(GAVal)の検出限界は2pmol/gグロビン,N-2-シアノエチルバリン(CEVal)の場合は0.5pmol/gグロビンであり,これらは非喫煙者の母集団中のこれらのバックグランドレベルの定量に十分であった。すべての検体の日間精度は,品質管理材料としてヒトの血液試料を用いて4.7-12.3%であった。これらのヘモグロビン付加体のバックグランドレベルに対する母集団の非喫煙者の小グループの血液試料を調べた。92名の非喫煙者のグループのHEVal,HPVal,CEVal,AAVal,及びGAValの平均値は,それぞれ18.1,4.1,<0.5,29.9,及び35.2pmol/gグロビンであった。自宅での間接喫煙暴露の報告者12名の付加体濃度は,多くの付加体で類似し,HEVal,HPVal,CEVal,AAVal,及びGAValの平均値は,それぞれ17.2,4.1,1.0,24.9,及び29.7pmol/gグロビンであった。この結果は,対応するヘモグロビン付加体CEValの高濃度によって示唆される通り,間接喫煙に起因するアクリロニトリルの高度の摂取を示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ヒト ,  バイオマーカー ,  *付加物 ,  *ヘモグロビン ,  *同位体希釈分析 ,  *同時定量 ,  *GC-MS分析 ,  発癌物質 ,  誘導体化 ,  内部標準法 ,  タンデム質量分析 ,  受動喫煙 ,  人間 ,  検出限界 ,  化学イオン化 ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  ビニル化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  脂肪族ニトリル ,  環状エーテル
準シソーラス用語： 非喫煙者

分類 (2件)： 有機化合物の各種分析  (CC08034J) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

物質索引 (5件)： アクリルアミド ,  アクリロニトリル ,  エチレンオキシド ,  グリシドアミド ,  プロピレンオキシド

引用文献 (32件)：

• EIDE, I. Carcinogenesis. 1993, 16, 1603
• KAUTIAINEN, A. Carcinogenesis. 1993, 14, 705
• WALKER, V. E. Environ. Health Perspect. 1993, 99, 11
• OSTERMANN-GOLKAR, S. Toxicol. Appl. Pharmacol. 2003, 191, 245
• TAREKE, E. Toxicol. Appl. Pharmacol. 2006, 217, 63

タイトルに関連する用語 (12件)： ヒト ,  血液 ,  エチレンオキシド ,  プロピレンオキシド ,  アクリロニトリル ,  アクリルアミド ,  グリシドアミド ,  ヘモグロビン ,  付加体 ,  同位体希釈 ,  GC ,  同時定量