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J-GLOBAL ID：201002288418062548   整理番号：10A0342433

階層型応答曲面法

著者 (3件)： 田中哲平 (京大 大学院工学研究科) ,  坂本尚久 (京大 高等教育研究開発推進セ) ,  小山田耕二 (京大 高等教育研究開発推進セ)
資料名： 日本シミュレーション学会論文誌  (Transaction of the Japan Society for Simulation Technology)
巻： 2  号： 1  ページ： 23-31  発行年： 2010年03月15日 
JST資料番号： L7357A  ISSN： 1883-5031  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 応答曲面法に基づく最適化手法では多峰性のパラメータ空間に対応できないので,著者らは以前に応答曲面の決定係数を利用してパラメータ空間を分解する領域分割法を提案した。本論文では,全領域において決定係数が閾値以上になるまで再帰的に領域を分割し,それぞれの分割空間で応答曲面を再構築する階層型応答曲面法(hRSM)を提案した。また,複雑なベンチマーク関数として,1)Six-hump Camel-back関数,2)Himmeblau関数,3)Rastrigin関数による検証実験を行い,決定係数の閾値を0.990,0.995,0.999と変化させたときの探索精度を比較した。その結果,階層的クラスタリングに基づく応答曲面法では探索できなかった大域解を含め,すべてのベンチマーク関数で探索に成功し,閾値を1に近づけることで探索精度が向上することがわかった。さらに,個人の特徴を反映した細胞モデルをコンピュータ上に再現できる心筋細胞シミュレーションKYOTOモデルのパラメータのうち,3つのパラメータを変化させて活動電位波形の最適化を試みた。

シソーラス用語： *数値解析 ,  セグメンテーション ,  ベンチマーク ,  閾値 ,  クラスタ化 ,  探索問題 ,  精度 ,  計算機シミュレーション ,  心筋細胞 ,  パラメタリゼーション ,  活動電位
準シソーラス用語： クラスタリング ,  領域分割

分類 (2件)： その他のオペレーションズリサーチの手法  (KA03070E) ,  数値計算  (JE02000J)

引用文献 (9件)：

• Raymond H. Myers and Douglas C. Montgomery: Response Surface Methodology, John Wiley & Sons. Inc (1995)
• L. Dascalescu, A. Tilmatine, F. Armen and M. Mihailescu: Optimization of electrostatic separation processes using response surface modeling, IEEE Trans. Industrial Applications, 40, 53/59(2004)
• 葛野正典, 小山田耕二, 西尾俊彦: 応答曲面法を用いた熱設計用コンパクトモデル計算方法, シミュレーション, 19-3, 14/20(2000)
• 中西, 岡本, 小寺, 小山田: 熱伝導法則を応用した応答曲面法の評価関数への適用による熱設計パラメータ最適化に関する研究, シミュレーション, 24-3, 249/257(2005)
• Koyamada K., Sakai K., Itoh T.: Parameter Optimization Technique Using The Response Surface Methodology, 26th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBS2004), 2909/2912(2004)

タイトルに関連する用語 (2件)： 階層 ,  応答曲面法