抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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能登半島西岸の輪島-舳倉島間で運行される定期船「ニューへぐら(102トン)」で,2009年10月10日~12月13日に連続的に観測された表層水温データを気象データと併せて解析し,その変動にみられる特徴を整理した。その結果,冬型の気圧配置に伴う気温低下や好天に伴う気温上昇が期間の表層水温の変動に直接的な影響を及ぼしていることが推察された。水温偏差の変動は輪島側と比べて舳倉島側で大きく,舳倉島側では,低気圧が日本海を通過して南西寄りの強風が観測された後,負の偏差がピークを示す傾向が認められた。これらの特徴的な水温変動の発生要因の一つとして,強風に起因する沖合水の波及が推察された。(著者抄録)